大きい『声』の保育園長のブログ

保育園のこと、家族のこと、趣味のこと等々思いつくまま気の向くまま

なんやかや

2013年08月20日 | 日記

盆も終わりました。よのなか普通の生活にもどっていました。
でも私は、盆前からの心労に悩まされています。

 「保育とは何ぞや?」を考えない連中のなかで、それも身内の中で責任者として責任を取らなければいけない辛さはない。
 ビッグイベント『お泊まり保育』と『運動会』を二週間の間隔で強行する決断をくだした身内たち。
 経過をみれば普通ならだれも考えもしないことは明らか。それはこんなこと。
①事情(お泊まり担当の保育士事情)で当初計画がむずかしくなる。
②それが保護者説明の前日になって発覚し対応に追われる。
③無理な原因を回避すべく、行き先をかえる。
④保護者説明が終わっているため、行き先を変えない。(なんで日程を変えないのか不明!)
⑤行き先の都合で日程が変わる(行き先の空いてる日程に変更)。
そしたら、二つのイベントが2週間内輪になってしまった。
その間には『通し(俗に言う予行)』もある。

どうしようもない考えの持ち主たち。
だれのための行事?子どもの気持ちは?
あーあ、どうしましょう。


保育所待機児問題で何回か書きます

2013年07月26日 | 日記

保育園の待機児問題が深刻だといわれています。特に東京など都市部で。

 これから、待機児問題について何回かにわけて書こうと思います。
 まず、最初は待機児とは?ということについてです。
 この場合の保育園とは認可保育園です。無認可などはこの範疇にはいりません。

 保護者が仕事や病気などの事情で、子どもの保育ができない状態にあるとき(保育に欠ける状態)、その子どもの保育は自治体の責任で保育しなければならないと、児童福祉法第24条にに定められています。
 だから、保護者が保育を申請した段階で保育に欠ける状態にあるならば、保育所で保育しなければならない責任が自治体に生まれます。もししなかったら法治国家で自治体ひいては国が法律違反をすることななります。
 だから東京では入所を断られた保護者が不服申し立てをし、裁判を起こそうとしています。

 これを見て解るように、児童福祉法は、どんな親のもとに生まれようが子どもが健全に発達成長できるようするのは社会の責任であり、子どもは保育を受ける権利の主体者であると規定しています。
 子どもの保育の最終責任者を自治体にしている児童福祉法があるから、『待機』に意味があり、法律沙汰になるのです。(じつは先の自民公明民主の3党合意で決められた新しい子育て3法はこれをあいまいにしてしまいました)

 日本人は本当に権利意識に弱い民族です。お上が強いと思っています。契約観念がないように思います。
 保育に欠ける児童が保育を申請すれば、認可保育園での保育はしなければならないのに、数が足りない状況は放置しているのが現状です。
それでだめになったら、制度自体を変更する手口で、子育て3法を作りました。
 




 

今日から『縦割り保育』にはいります

2013年07月24日 | 日記
きょうから、保育園では縦割り保育に入ります。

 わが園の縦割り保育は、とても変わっています。しかし、どこにもない素晴らしさがあります。
 保育の研究会での発表もしたことがありますが、なかなか全体像が伝わり切りません。

 縦割り体制は、1歳から5歳までの年齢別クラスを解体して、4クラスに各年齢を均等に割っていきます。
 縦割り期間は、1か月です。
 縦割り生活では、疑似兄弟関係、5歳児は1歳児とペア(お世話関係)、4歳児は2歳児とペア(お世話関係)をつくります。このペアは実は5月からできていて、年間を通して続きます。また毎月1回、交流会でこの関係で食事をします。
 4歳5歳はやさしさが育ち、小さい子供は憧れをもって成長します。1歳児や2歳児は縦割り保育後は言葉が一気に増えています。

 保育士も、担任する子どもだけでなく、全園の子どもを見れるようになります。どのクラスも複数担任になることで、保育士同士が保育計画や保育内容での交流ができ成長します。また保育士は週ごとにクラスをシャッフルするので、全園の保育士と交わることができます。

 こんな素晴らしい保育を広めたいと思っています。



あぶなかしい世の中になるかも

2013年07月22日 | 日記
日本の将来を決めるかも知れない参議院選挙がおわりました。
予想通り、自民党公明党が圧勝したと言っています。
改憲勢力を結集して、憲法改正が議題に上ることになるでしょう。ほんとうにあぶなかしく感じます。

でも、救いが見えない訳でもありません。同じ方向からではなく、自民・公明に真っ向から対抗する勢力がのびたことです。
自民の正反対の政党が、大きく躍進しました。共産党です。8議席は凄いと思います。
それと東京で山本太郎氏が当選したことです。首都には反原発が渦巻いていることをしましています。
全国で躍進した自民のなかで、沖縄での反基地勢力が勝ったこともとてもとても大きな意味を持っていると思います。
もう一つ、改憲勢力が、2/3に達しなかったようで、一つに防波堤にはなるでしょう。

もうそろそろ、経済から世の中を見るのではなく、安心安全、未来に向けて今だけがいいのではなく持続可能な地球的視野に立って考えることが求められていると思います。