大腸内視鏡手術…良性ポリープから癌へ

2018-12-13 10:37:48 | 
私は…大腸内視鏡検査、手術の前段階…前日から食事制限をして第1下剤を飲み、翌朝から1.8リットルの第2下剤を飲んで腸を空っぽにする行為がかなり苦手だった

前日のお昼から検査食になる
ウエハースやゼリー…夕食はお粥、お味噌汁、豆腐ハンバーグを湯煎して食べる

味気ないし不味い…

夜8時からは水分のみ…そして第1下剤

苦しみは深夜2時くらいから始まる

下痢も一度で終わればいいけれど朝まで続いた

睡眠不足の体に追い打ちをかけるように第2下剤を飲む

スポーツドリンク味だというが私は苦手な味で…それ以降スポーツドリンクさえ飲めなくなった

1時間くらいで全部を飲み終えなければならないが…飲むのも苦痛だ

そこから数時間…トイレから出られなくなる…

苦行のようで有る

私は最初の検査で一度この苦行を経験しているが
今回は以前にも増して辛くて…予定の時間までに病院に行けなかった

病院に電話を入れたら「午後からの手術なので大丈夫です。気をつけていらしてくださいね」と言ってくれた

もうフラフラである(笑)

やっと下痢の方が落ち着いてお昼前に入院が出来た
消化器内科病棟は乳腺と同じフロアでナースステーションには見知った顔があった…

体調を気遣ってくれて…ホッとした

一泊二日…前と同じトラベルカートで…
実は病院の硬い枕が合わなくてmy枕持参で有る
病院の枕の中、何が入っているんだろう?
硬くてゴロゴロで…痛くて眠れない…

午後というか予定より遅れて夕方⁈
手術室に呼ばれた

行きはやはり看護士さんと世間話をしながら…というか…カルテで今までのことを把握しているから…大腸が良性ポリープで良かった〜〜なんて話しもしながら…

医師は30代後半⁈の女医だった
「我慢したらいいでしょう」と言った医師ではなかっただけで嬉しかった

消化器内科医Tは「遅れてごめんなさいね〜」と優しかった
あまり痛みもなく上手かった

内視鏡手術が終わり…帰りは車椅子と決められているらしい…

母を乗せて車椅子を押した経験は有るが…
あまり乗り心地は良くなかった…おそらく精神的に…

今後どんなことでも車椅子には縁のない生活をしたいものだ

翌朝、血液検査をして問題がなく、主治医の了解が出ておかゆの朝食が出た…T医師の回診後退院した…この時は同室の方など病室の景色が思い出せない⁈…

2週間後…消化器内科の待合いにいた

勿論…不安はなく待っていた

予約なのに…かなり待たされた

前の患者さんが出て来た…診察が長いということは、お話しが長いということは…

1時間くらい待たされた…待たされ過ぎたせいか少しいらない妄想をした…少し不安になった

不安が的中した………

T医師は検査結果ではなく他の話しからはじめた…

内視鏡手術の翌日、家に帰った午後…膀胱に鋭い痛みと血尿が出た…私は慌てて消化器内科に電話を入れた
そこから婦人科に連絡がまわり…結果、膀胱炎みたいだから近くの病院を受診するように言われた

その話しでひと盛り上がりした
下剤地獄時に菌が尿道感染したらしい
処方されたクスリが30分で効いた


話しに一区切りついて、ひと息間が空いて…

「生検の結果、ポリープの中に癌が有ったんですよ。でも中に有って浸潤していないので再手術も有りませんし…ただ癌だったので3ヶ月後念のため内視鏡検査しましょうね」とT医師

「大きさは?…」私

「大きさ…書いてないけど…ポリープの中に本当に小さい…」とT医師

「私の膣ガン知ってます?子宮体癌肉腫の膣転移になっていますが、同時期にPET検査で大腸も見つかって癌かもと疑われた時…大腸癌の膣転移かもって話しが出たんですけど…」

「それは無いですね…大腸は単発です」

その時は聞かなかったけれど、どちらが先かの話なのかな⁈

厳密に言えば子宮体癌肉腫の膣転移も100%決まったわけでは無いらしい…

子宮体癌肉腫が有ったからその膣転移だろうなんだとか…

膣も単発癌の可能性も有る
その場合…膣腺癌…らしい

大腸癌から膣転移も有る…

DNA…遺伝子検査をすれば分かるらしいが…
治療方針に変わりは無いのでそこまでしないらしい…現代医学ってそんなものなのか…


乳がんと子宮体癌肉腫の膣転移とそして大腸癌と
同時期にこの体の三箇所に癌を発症するなんて…

前を向いていたつもりだったが…目に見えない大きな不安に又動けなくなった






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