塩づくりプロジェクト発 海老塩浜(かいろうしおはま)情報

現在の広島市佐伯区海老園・楽々園の一部には、むかし入浜塩田があったらしい。
その歴史と現在のまちについてのいろいろ。

海老塩浜の歴史を探る(1)

2011年05月26日 | 塩づくりプロジェクト日記
始まりました、『塩・探』1回目は、昨年度もお世話になった、広島修道大学の落合先生に、江戸時代の瀬戸内海周辺の塩浜について、情報とネットワークという視点で解説していただきました。

各地の塩浜同士のネットワークということで「休浜(やすみはま)同盟」を中心に講義していただきました。現在と違い、交通の便も発達していない江戸時代に、瀬戸内海周辺を遊説し同盟に結びつけるという過程は、塩の生産調整をしないといけないという現状があったとはいえ頭が下がるおもいです。

このネットワーク(瀬戸内十州の)は、「海老塩浜塩づくりプロジェクト」のこれからの活動でも(広い意味で)参考に出来る?ところもあると感じました。

■参考となる文献
・『広島県塩業史』(渡辺則文1960)
・『近世瀬戸内塩業史の研究』(落合功2011)