塩づくりプロジェクト発 海老塩浜(かいろうしおはま)情報

現在の広島市佐伯区海老園・楽々園の一部には、むかし入浜塩田があったらしい。
その歴史と現在のまちについてのいろいろ。

シーサイドフェスタで復活!?海老塩浜入浜式塩田

2010年10月24日 | 塩づくりプロジェクト日記
昔、塩田があった付近で、10月23日(土)、24日(日)と「シーサイドフェスタ」開催されました。

これは広島県が「マリーナサイド海老園」の住宅分譲地を楽しく見学してもらうために実施したもので、フリーマーケットや焼きガキのコーナー、そして、なんといっても「塩作り体験」も親子で一緒にふれあうコーナーとして、「海老塩浜 塩づくりプロジェクト」は参戦させていただきました。

今回の「海老塩浜 塩づくりプロジェクト」の目玉は、「復活!?海老塩浜入浜式塩田」のコーナーで、先人の智慧が理にかなっているということを実証することでした。


朝。昔塩田があった所から直近の現在海水が採れる「五日市メープルマリーナ」様より海水をポリタンクに入れてもらいます。(9:30)

そして砂を敷いた通称「ミニ海老塩浜塩田」にじょうろでその海水をまきます。(10:00)

あとは、太陽光と自然の風で水分を蒸発さて、砂に「塩分」を付着させます。

そして、最後にその「塩分」の付着した砂を集め、その上から朝とってきた海水をかけて「濃いい海水」を採りました。(15:00)



実際に濃いいかどうかは、「塩ボーメ計」という、比重計で測ってみました。

朝採ってきた海水  ボーメ度 3
復活!?海老塩浜入浜式塩田で実験した海水  ボーメ度3.5~4

実際にはちょっと濃くなったぐらいですが、昔の人がこうやって「濃いい海水」を採っていたということが分かりました。

沢山の子どもたちとその保護者の皆様に手伝っていただき実験は大成功!参加してくれた皆様ありがとうございました。