金曜日。
北日本で発達した低気圧の影響により、房総でも南西の爆風が吹き荒れた。
仕事を終え、強風でダイヤの乱れた電車で帰宅しながら、それでも釣行を企む私。
完全に阿呆である。
朝までにはこの風もおさまるようだが、波とウネリはしばらく残る。
磯に立てば確実に死ぬ。
堤防も・・・底荒れで釣りにならない可能性大。
何か釣れそうな魚はないかと思案の末、シーバスタックルと胴付き仕鰍ｯ、冷凍庫に保存していたサバの切り身を持って出撃した。
やってきたのは、東に向かって港口の開けた港。
ウネリの方向が西からなので、予想通り港内は穏やかだ。
カゴアジをやっている釣り人がいたので様子を聞いてみたが、全く釣れていないという。
水色はそれほど悪くないのだが・・・。
さっそく胴付仕鰍ｯにサバ餌を付けて、ちょい投げ開始。
すると、すぐにブルブルというアタリ。
釣れたのは、今日の本命、冬の堤防のアイドル（？）、ドンコちゃん♪（エゾイソアイナメ、チゴダラ）
見かけはグロいが、美味しい魚なのだ。
旬はもちろん冬。
飽きない程度にャcャcと釣れるドンコをバケツに入れて泳がせていると、若いルアーマンが「釣れますか？」とやってきた。
そして、バケツを覗いて一言。
「これ、毒があるんじゃないですか？」
安心してください！ドンコですよ♪
ゴンズイじゃない（笑）。
夜明けまでにカサゴ混じりでそこそこの数が釣れて、とりあえず本日のお土産を確保。
その後ルアーも投げてみたが、シーバスもヒラメも反応はなかった。
暖かい日差しの中、駐車場でひと眠り。
FMラジオから流れてくる槇原敬之の曲を一緒に口ずさみながら帰路についた。
♪冬がはじまるよ ほらまた僕のそばで
すごくうれしそうに ドンコを釣る横顔がいいね・・・（笑）
＜本日のおみや＞
ドンコ２０～２２ｃｍ。
カサゴは大きい奴で２２ｃｍ。
＜本日のドンコタックル＞
ロッド：ダイコー/タイドマーク・アルテサーノ・エヴォルティア100/10
リール：シマノ/ステラSW4000XG
ライン：PE1.5号
仕鰍ｯ：胴付き仕鰍ｯ2本針丸セイゴ13号（仕鰍ｯは正直、何でもよい）
オモリ：ナスオモリ10号
餌：サバの切り身
◇◇◇◇◇◇
さて、料理編である。
帰宅後、タックルを洗って片付けたら、さっそく魚の下ごしらえを開始。
ドンコは、グロが苦手な家族のために頭と尻尾を斬り落とし、抵抗のない外観に（笑）。
小さめの肝は細かく叩いて味噌に練り込み、分からなくしておいた。
カサゴも煮付け用に内臓を取って、トレイに並べてみた。
いくらなら買う？と奥さんに聞いたら、「５９０円」という答。
ちょっとへこんだ。
ラップをかけて冷蔵庫に仕舞い、夕方まで一眠り。
おやすみなさい。
ＺＺＺＺＺＺＺ・・・・・・
◇◇◇◇◇◇
夕方、復活した私はさっそく調理に取り鰍ｩる。
ドンコは、昆布で出汁をとった鍋にたっぷりの野菜と一緒に投入し、定番のドンコ汁に。
味の仕上げは、こっそり作った肝入り味噌で。
カサゴは当然、煮付けでしょう。
美味しゅうございました♪
