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Sioigawaの馬房

馬についてもっと知りたいと思いませんか?あんがい普段は覗かない馬房の中にすごい秘密があるかも・・(笑)

如何様に近親交配馬を生産するか

2007-10-20 23:19:52 | 血統論雑談
如何様に近親交配馬を生産するか
 近親交配はクロスにより先祖の数をより少なくし、戻し交配を導入し、より純粋に近づける目的をもって配合された。しかし近親交配による良質馬の出生は極めて少ない。
 サラブレッドの歴史はトライ・アンド・エラーの歴史でもある。
 近親交配にはタブーがある。
 連産馬の近親交配は前年度のクロスとなった先祖を2年以上連続してクロスしてはならない。以上の場合に生れ来る仔馬は100%畸形因子を持っている。
 特に脳・内臓など外見では判別できない畸形馬であり、競走馬にはならない。
 “昔から空胎の後に名馬あり”といわれているが空胎繁殖牝馬や初種付けの繁殖牝馬には強度の近親交配を行っても畸形は生れない。
 イタリアのドルメロの魔術師と云われたフェデリーコ・テシオは著書のBreeding the racehorseの中に記している。
 “近親交配を続けると畸形という形を以って人間の過ちに対し自然は報復して来る”
 また、“私は150年間のGeneral Stud Book(英国血統書)を隈なく調べた。空胎の繁殖牝馬が何を生んでいるか。それは重要なる研究科目である。真暗闇のなかにフィラメント(閃光)が光ったようなものだ。諸君はそれを研究しろ。”と空胎に関する研究テーマを投げ掛けている。

 サラブレッドは何時の代も人気が集中した先祖が血統表の中に潜入し90%にも達する。
 現代ならばNorthern Dancer、Mr. Prospectorが対称になり、特に日本ではHaloが加わっている。
 テシオやダービー郷などが活躍した時代(20世紀初頭)にはSt. Simonが対称となった。
 英国に起こったSt. Simon Hazerdの主人公である。当時どの種牡馬もSt. Simonを2つも3つも持っており、空胎繁殖への種付け以外に正常な産駒は得られなかった。
 テシオやダービー郷は空胎を利して歴史に残る名馬を次々と生産している。
 また、マルセール・ブサックも空胎に超近親交配(Tourbillon(トウルビョン)2×2)で凱旋門賞を制したCoronation(コロネーション)V.を生産している。

配合の鬼才・中島国治が語るHPより

脇役として君臨している父系

2007-10-19 23:32:29 | 血統論雑談
2)脇役として君臨している父系
 a* Godolphin Arabian(ゴドルフィンアラビアン)を始祖とする父系。現在はIn Realiby(インリアリティ)系が残されている。
b* Byerley Tark(バイタリーターク)を始祖とする父系。現在はDjebel系が残されている。
c* St. Simon系(分枝祖から9代孫)同馬の4代孫からネオ異系。【最初のネオ異系】
    Ribot(リボー)系(同馬が15代)
    Prince Rose(プリンスローズ)系(同馬が13代孫)
    Bois Roussel(ボアラッスル)系(同馬が13代孫)
    Wild Risk(ワイルドリスク)系(同馬が12代孫)
 d* Blandford(ブランドフォード)系(分枝祖から8代孫)同馬の4代孫からネオ異系。
 e* Gainsborough(ゲインスボロー)系(分枝祖から8代孫)同馬の4代孫からネオ異系。
    Sanctus(サンタス)からネオ異系
    Hyperion(ハイペリオン)の3代孫からネオ異系
    同じHampton(ハンプトン)系であるがHerbager(ハルバジェ)からネオ異系
 f* Teddy(テディ)系(Phalarisと同系でBend Or(ベンドア)が分枝であり、Teddyが5代孫に当る。同馬の7代孫からネオ異系。
    Damascus(ダマスカス)の祖孫からネオ異系
    Victoria Park(ビクトリアパーク)の孫からネオ異系
    Tanerko(タネルコ)の仔の代からネオ異系
 以上が繁殖牝馬の3世代までに入り活躍している脇役的な父系である。

配合の鬼才・中島国治が語るHPより

種牡馬とは何か??

2007-10-18 08:49:17 | 血統論雑談
種牡馬とは何か
1)主流となる種牡馬
 現在はPhalaris(1913)を祖と発する種牡馬が主流として君臨している。しかし、このPhalaris系は1935~1985に偽装深刻があり様々のPhalarisダミー系が同化されている。
 例*Bagoは父のNashwanはRed God系・・・・・Phalaris、母の父のNureyevはNorthern Dancer系・・・・・Phalaris、祖母の父のMr. Prospectorは・・・・・Native Dancer系・・・・・Phalarisと4父系ともPhalaris系という4世代ともPhalarisの同系交配は公式の血統であるが、実際はPhalaris系はNureyev唯一で他は全く別々のダミーである。生産者のNiarchos(ニアルカス)サイドはダミーを知っていて配合したと私は考える。
 全てが実際にPhalaris(ファラリス)系であったならば、競走馬になっていない。
 以上の様にPhalarisというビッグネームに執着したプロデュースが現代サラブレッドの血統上のファッションとなっている。

配合の鬼才・中島国治が語るHPより

繁殖とシステムのリズム

2007-10-17 14:34:31 | 血統論雑談
■繁殖のシステムとリズム
 元来が集団動物の馬の子孫で、人の手で血統・出産・競争などを管理された馬の種がサラブレッドである。
 野生時代の」繁殖システムに範をたれ人の馬で繁殖が始まった。それもサラブレッド生産のプロジェクト以前に長い歴史があるシステムである。
 野生馬の群れには決って1頭のボス牡が君臨している。群に畸形が生れたならば、牝馬たちはボスの交配を拒否し、群から追い出してしまい、やがてボスは交代する。
 群の順位が低い牝馬には複数牝馬の発情があった場合、ボスの種付けは廻ってこない。
 下位の牝馬はやむを得ず群を出てX・Y・Zなどの臨時の交配にて受胎する。翌春になると群では出産が始まる。そこにはボスの仔馬に混ざってX・Y・Zなども生れる。
 次世代のボスはX・Y・Zの中から勝ち上ってくる。ボスの仔は闘争には最初から参加しない。(ボスの血では畸形発生を招く。)集団動物は血の情報がインプットされている。
 以上のシステムが延々と続き現在のサラブレッドが存在することになる。

1)スタリオンシステム
 野生の群のボス馬による交配権を種牡馬(スタリオン)に置き換えている。
2)競馬では闘争本能を利用
 野生におけるボス争いに用いる闘争本能を利して競馬は行われている。
 牝の場合には群における順位を決定する争いの闘争本能(順位闘争)を利用して行われる。

 以上のシステム・リズムなどを基盤に繁殖・競馬は組み立てられている。

配合の鬼才・中島国治が語るHPより

ノーザンダンサーの秘密

2007-10-15 19:30:42 | 血統論雑談

“Northfield Farmの生産で疑わしき例”
 Nothern Dancerの母NatalmaのNative Dancerは正確にはChop Chopの0交配。
 ナタリブライアンの母パシフィカスの父Northern Dancerはトリプルオプティミストの0交配。
(当時NorthernDancerの種付け料は1億円で10頭の繁殖牝馬に交配)
 パシフィカスは母のPacific Princessの胎内に入って種付け証明書を添付して英国へ輸出された。そこで生まれた牝馬にシャルードを受胎して400万円で早田牧場が入手した。Northern Dancerの繁殖牝馬(受胎)に付いた価額とは思えない、ダミーと分かって売ったのであろう。尚、胎内にはビワハヤヒデ(天皇賞、菊花賞、宝塚記念)が入っていた。
 さて、この主人公のサンデーサイレンスは問題のHaloが0の交配で生まれている。母のWishing Wellはステークスウィナーではあるが父が無名のUnderstanding、祖母Mountain Flowerの父Montparnasse、曾祖母Edelweissの父Hillayと全て無名で3流の牝系である(全出)。以上の要因と飛節が曲飛ということもあり、カリフォルニアの2歳セールで売却された馬代金は$32,000という安馬であった。

配合の鬼才・中島国治が語るから引用


サンデーの ファイナルスタリオン

2007-10-14 08:46:59 | 血統論雑談
キングカメハメハ256頭、スペシャルウイーク216頭、ジャングルポケット132頭、タニノギムレット124頭、2008年産には7冠馬のディープインパクトの150頭とダービー馬に人気が集中した交配数を示している。
ディープインパクトは7冠馬というボス馬である。11冠ベビーまで計画されているというから驚きである。
さて、ディープインパクトはサンデーサイレンスのファイナルスタリオンである。

 種牡馬は長子継承であり、初産駒、初供用が成功し、次に二産目(次男)に利が有る。
輸入馬の場合も最初の輸入馬に利が生じる、その父系の最後の産駒や最後の輸入となると全く成功していない。



ディープインパクトはNorthernDancer系のNijinskyの最後の仔(25歳)ラムタラとよく似ている。
 サンデーサイレンスの長子はフジキセキ、次男がダンスインザダークとなっている。
又、サンデーサイレンス系にはイプラトラピウムが禁止薬物となったこともマイナス要因が重なっている。
 
 産駒成績の予測は押して知るべしである。

配合の鬼才・中島国治が語るより引用


※内容と写真は関係ありません

ノーザンホースパークのクレイジーセール その 3

2007-10-13 18:19:31 | 血統論雑談
知名度の高い種牡馬の産駒が勝つチャンスは10%以下である。
2万ドルから3万5千ドルの馬の勝利が最も多い。

サンデーサイレンスも3万2千ドル、三冠馬のシアトルスルーは2万ドルの安馬である。

種牡馬の知名度にオンブにダッコだけでは余りにも能がなさ過ぎる。
時代は刻々と変化している、真に ”生産必哀のことわりを著す” である。

2003年産フサイチパンドラ{エリザベス女王杯、2着より繰り上げ1着、アドマイヤオーラ(ドウバイ・デューティーフリーG1、宝塚記念G1)、2004年のピンクカメオ(NHKマイルカップ)Pn1}と2年分で3頭のG1では淋しい次第である。
 関係者の発慎を期待したい。

※ノーザンホースパークのクレイジーセール 1 2 3 は、
 配合の鬼才・中島国治が語るのHPより引用させていただきました

ノーザンホースパークのクレージーセール その 2

2007-10-13 18:17:20 | 血統論雑談
サンデーサイレンス系の心強いお友達イプラトラビウム(ディープインパクトが使用していた薬物)も2008年1月1日から禁止薬物となり、使用できなくなる。
劣性遺伝を受けているか否かは調教、競馬をするまで判別が付かない。実に始末に終えない代物である。
 
サンデーサイレンス系には栄光はもう戻って来そうもない。

それは歴史が証明している。
 
セレクトセールの名においてサンデーサイレンス系の産駒を上場から除外するべきである。
唯一頭のG1勝馬がパカパカ・ファームの生産馬では社台のセレクトセールの名に恥じる。
 
名実とともに最高のセレクト・セールと称するならば、もっと知恵を使って出場馬のプロデュースをすべきである。
 
明らかに下火の傾向になっているサンデーサイレンス系の産駒をセレクションから除くぐらいの勇気を持つべきだ。
種牡馬の人気など馬の能力と直接の関係などない。
 
米国のケンタッキー・ダービーやプリークネス・ステークスなど安い馬の勝利度数が特に多いことで知られている。

ノーザンホースパークのクレイジーセール その 1

2007-10-13 18:13:07 | 血統論雑談
ノーザンホースパークのセレクトセール

 去る7月9日、10日、11日の3日間、別名クレージー・セールといわれる。
売上高は120億円を超える程の売却で知られている。
 
一頭が一億円を超える高馬が次々と出現する。その様なセールで売却率も75%というから驚きである。
2004年産馬でG1の勝馬となったのはNHKマイルカップを勝ったパカパカファーム生産の牝馬ピンクカメオ一頭であった。
 
他の社台ファーム、ノーザンファームなど大手の生産馬はG3が各3頭という淋しい成績だ。

サンデーサイレンス系やダービー馬、天皇賞馬などターフからのメッセージで劣勢となった種牡馬に良質の繁殖牝馬が廻されたため相対的に牡馬の能力が低下した現れである。

それが2007年のシーズンは牝馬にダービーやNHKマイルカップを制された要因でわないか。
 
2007年のセールの名簿には529頭の上場が掲載され、そのうちHalo系ダービーなどのボス馬の仔が270頭。能力的に見劣りする馬が51.2%も上場されている。
 種牡馬の交配状況から彼らには厳しい競馬が待ち構えている。
特にHalo系が215頭も上場され40.64%となる。その率は交配率40.5%を超えている有様である。
 
そのうえサンデーサイレンス系は気管が細く酸素を充分吸い込めない不利な遺伝やゼン鳴症を起こしやすい遺伝を秘めている。
メンデルの法則から75%は何らかの遺伝を受ける。
要注意馬である。

セントサイモンの悲劇・・・2

2007-10-11 15:47:37 | 血統論雑談
以上の様な悲劇は英国だけではない。1950年代の米国ではBull Lea などTeddy系の血が飽和状態となりHazardになった。
 米国では血を増やさない手段として?馬となって競馬場に送り出される。Kelso 1957、Forego 1970、John Henry 1975は?馬の名馬である。日本でもレガシーワールドがJCを勝っている。 Northern Dancer系の血が飽和状態にあった時代に活躍した?馬の名馬。Northern Dancer by Neactic系は現在もNo.1の占有率を示している。2004年度の交配繁殖牝馬数3273頭29.78%の交配率となっている。つまり3父系で76.58%を占めるという日本の馬産状況となっている。

 上記の3父系の産駒以外でRoberto系969頭0.88%と第3勢力のNateve Dancer18.9%に主流は変わっていくであろう。
 Northern Dancer系、Halo系の産駒には古牡馬の活躍は望めない。当分の間はNative Dancer系、Roberto系(Sadler's Wellsは本父系)、Mano'War系、Djebel系などの勢力が出現を待っている。

 日本の馬産も一世紀になる。外国の種牡馬に頼ることなく自国の血を育むべきではないか。競馬そのものも自然界のリズムの下にある。