。+°:*.氷花.*:°+。 -HiKa-

あなたにどうか 
    とどいてほしい
        わたしのこころ

取らなかった手

2015-12-27 | 生クルコト
考えすぎなのはわかってる
でも、胸の痛みは止まらない

1,2ヶ月まえ…

姉のうちに、甥をむかえに行ったんだ
姉が甥のあっちの手、わたしが甥のこっちの手を持って、わたしのうちまでいっしょにあるいた

帰るとき…

甥が、わたしに手を差しのべたんだ。「いっしょに行こう」っていうふうに、差しのべたんだ
でもわたし、疲れていたし、姉のうちに送り届けたらまたわたしは自分ちに戻ってこなきゃいけない
だから「わたしはこの家のひとだから」って、どのくらい言葉を理解しているかはわからないけれど甥に、そう言ったんだ

差しだされた手。とらなかった手。

あの日からずっと、胸がじくじく痛んでる
「なんでいっしょに帰ってあげなかったんだろう?」って痛んでる

甥は奔放で自由でたぶんそんなこと、気に留めていない


でもわたしが気にしてる
勝手にだけど、あのときにこにこして差しだされた手、とらなかったこと。

こころの鏡

2015-12-22 | 生クルコト
グラスのふちを、そっと 指で なぞる
まあるく 円をえがく
無表情に、頬づえつく


…この、ふかくも抉れるこころの肉は

ときにいたみに鈍感に
ときにふれただけでも悲鳴になる そんなもの

ともすると、いつまででも鈍感になる…

そんなの、いや。

わたしよわたしをみつめていて。
ずっとわたしのこころをみはっていて。

このくもったこころの鏡を、いつでもぬぐえるわたしでいて