。+°:*.氷-花.*:°+。 〜HIKA〜

あなたにどうか 
    とどいてほしい
        わたしのこころ

風雅に咲いて

2015-09-25 | 生クルコト
ポストに行くために 外に出た
雨が降っている。しとしと、降っている

2,3日まえから かおってきていたキンモクセイのかおりが、さらに ふかく 鼻腔をくすぐる…


雨がおおい季節に、あなたは咲くのよね
せいいっぱい咲いて そして雨のなか、散るのよね


肌ざむさのなか、ひそやかに そして花やかに 咲き誇っているキンモクセイ

こころをうつくしく 染めるよ
橙色にうつくしく 染めるよ

ああ… なんてはかなく そしてうつくしい 花なのだろう


わたしもこんな花のように うつくしく 風雅に 咲いてみたい

人生80点

2015-09-22 | 生クルコト
むかし読んだを読み返してみたら、こんなことばが書いてあった


「人生、生きてるだけで80点。地位や名誉を得ても81点。自己破産とかしてしまっても79点。ま、大差ないんですよネ」


なぜいままでわすれていたのかふしぎにおもうくらい、すてきなことばだ

そうだ。死んでしまったら終わりなんだ
生きてるからこそ、すべてに価値が生まれる

「生きる」って、たいへんだよね
だから生きてるだけで、すごいことだよね


ほかにはたいしたこと、できなくてもいい
生きてるだけでいい。

そうおもったら、すごく らくになった

幸せはんぶんこ

2015-09-21 | 生クルコト
甥に、あたらしいこどもちゃれんじの絵本がとどいた
表題は、「なかよく はんぶんこ」

ドーナツをはんぶんこしあう、という、お話にはなっていない、いたってシンプルな内容。

「ドーナツはんぶんこ!」甥に言いながら、姉といっしょに、赤い子と、青い子に、おもちゃのドーナツ、マジックテープをはがして はんぶんこにしてみせる
甥がまねをした。「おお! すごい!」ふたりで感動した


でも… これって…


奥がふかいよね。

「なんでも」はんぶんこできたなら…。だれものこころのなかに、そういうきもちがあったなら…

きょうだいはいつでもなかよしだ
夫婦もなかよしだ
恋人もなかよしだ
学校でも… 職場でも…

日本でも… 世界でも…

なかよし同士 戦争もない、平和な世の中になるに ちがいない

「はんぶんこ」は、しあわせをわかちあうことに相違ない


いまはただ、わたしたちのまねをしているだけの甥。
この絵本の奥ふかさに気づくほど成長するときが いつかくる

魅力的なラヴァー

2015-09-03 | 生クルコト
いっしょにかんたんなごはん テイクアウトして食べたこと あったね

左利きのわたし。右利きのあなた。左でものを掬うわたしに右でおはしをあやつるあなたの左手が わたしの右手をとって つないだ。「きみが左利きだから できるんだよ」と
ふふふと、こころからほおえみあった


あの日のわたし ジーンズで 「あぐらかいていい?」って訊いたんだよね
あなたはおもしろそうに 「いいよ」と言った。おぼえてる


家に帰って母にそのこと告げたらひどく怒られたんだ。「女の子がなんですか!」って
でも「それがあなたの魅力だったのね」と のちにぽつりと 母は言った

天真爛漫でどこか傍若無人で。自分で言ってなんだけど、おとななのに少女みたいで。


皮肉だね。いっしょにいなくなることで また あなたに出逢ったころのわたしに なったと 母は言った