雑記

世界初の安眠グッズ「マイドーム」やプリントフェイスマスクのPrincipal株式会社 社長ブログ

自らマーケットを作ってこなかった業界

2010年12月10日 07時44分32秒 | 雑感
<写真の説明>
左のびんが飼い猫の毛、右が飼い犬(トイプードル)の毛です。猫は毎日、プードルは時々ブラッシングします。ブラシに残った毛を貯めていき、一定の量になるとフェルト人形を作っています。

猫人形の第一号はこちら
プードル人形はこちら


 取引先の経営者と懇談をしました。自然と印刷業界の話になりました。1970年来マーケットは拡大する一方だったこと、それに対応するために開業や分業が進んでいったことを話しました。つまり受注産業である印刷業は自力でマーケットを作っていった経験のない産業なのです。

 有力印刷会社の倒産が相次ぐのは、今もっとも必要とされている新しいマーケットを作る能力が欠けているからではないでしょうか。新規開拓はどの会社でもやっています、しかし新しいサービスや商品の売り先を自ら創造していく力が欠けているのです。

 一歩業界を離れてまわりを見渡せばそのようにして存続してきた企業はいくらでもあります。むしろそれが本当の企業の姿です。30年間その努力をしてこなかったつけが一気に業界を襲っています。

 これはものづくり企業にも共通して言えることです。商品開発、市場開発、これらを持っていない企業はこのような不況ではなすすべもありません。ではどうすればいいのか。印刷業会では業態変革プログラムでワンストップサービスの推進を提唱しており、中小企業家同友会では自立的で質の高い企業、創造性、地域性を重視した企業づくりを2008ビジョンで進めています。どちらも正しい方向を示してくれていますが、私はさらに量から質、利潤追求から役に立つ企業、顧客主義から社員主義など、金銭的価値から心の価値、など大幅な価値観の転換を必要とするように思えてなりません。


輝けOSAKA、がんばれ OSAKA!

SP本舗・二口印刷のホームページはこちら
携帯でご覧のかたはこちら<SP本舗モバイルページ>

ご拝読ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿