雑記

世界初の安眠グッズ「マイドーム」やプリントフェイスマスクのPrincipal株式会社 社長ブログ

ルールを守って競争を

2010年04月30日 08時05分08秒 | 雑感
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 どんなゲームにもルールがあります、ルール違反で勝利を収めても金メダルは無効になるのです。企業が守るべきルールで一番守られていないのが労働三法ではないでしょうか。

 先日は、私たちがお世話になっている社労士さんの出版記念パーティーに招かれました。この本がそうです。サービス残業の問題を取り上げた内容です。初版を完売したといいますから今けっこう売れているようです。

社長、サービス残業代請求問題はこう解決しましょう!
糀谷 博和,大西 美佳,田中 義郎
東洋経済新報社

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 産業構造の最下位にある中小、零細企業は激しい価格競争のまっただ中にいます。購入先の企業は下請け先にも当然コンプライアンスを求めてきますが、同時に競争入札も求めます。ルールを守り、地域購買を心がける中小企業ばかりならよいのですが、なかにはコストダウンを優先するあまり、劣悪な労働条件の会社もあり実態はとても公平な競争とはいいがたいものになっています。
 
 労働基準局だけがこのルールを監視していますが、この監視だけを強化するとただの中小企業いじめになりかねません。経済のグローバル化、そしてデフレが進行中の日本経済ではモノの価格と労働の価値は必ずしも一致しないのです。個別にはそれぞれの企業が取り組むことですが、根本的な問題はもっと大きな視野でとらえる必要があります。

 「労働の対価=モノやサービスの価値」というのは経済の簡単なルールですが、国内産業はグローバル化に伴い、この原理原則を維持できなくなっています。お互いの持続可能なビジネスという、新しい価値観が日本を包み込むまでこの問題は続くでしょう。

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