雑記

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印刷業は誇り高き産業であるー西和会教養講座「印刷会社のための文章講座」より

2011年11月19日 08時39分50秒 | 雑感
11月18日午後6時より西船場会館において、「印刷会社のための文章講座」か開催されました。主催は西和会、西和二世会。

講師の長谷川先生は毎日新聞記者、高速オフセット工場長を努めるなど業界との関わりも深い方です。

「日本の印刷業の起源は元禄時代の版元であり、文化の担い手であったが現在の印刷業者はそれを忘れてしまっている。出版を主とする東京の業者に対し大阪の印刷産業が言葉にたいして鈍感になっていることに危機感を覚える」

と冒頭に述べ、正しい日本語の書き方についての講義が始まりました。実習では「花」というお題で400字の作文を全員が書きました。その後互いの作品を回し読みし、先生の講評が続きます。

「今日の皆さんの出来は残念ながら平均水準よりすこし低い。初めてのことなので仕方ないが、印刷に携わるのであれば日本人の平均以上に書けなくてはいけない」との厳しい評価をいただきました。

参加者には初級用のテキストが配布されており、先生がその内容に触れながら実際に今書かれた文章の問題点を指摘。全員がよく間違う例として、不要な漢字の使い過ぎ、段落、字下げの不徹底などがありました。

最後に冒頭の話と関連して「印刷会社が文字や言葉にもっと敏感になり、校正校閲能力をおろそかにすると自分の首を絞めることになる」と結ばれました。

参加者の続編を希望する声に応え、来年2月に第2回を開催する予定です。

<出席者>
森 啓三・寺川 武司・林 良太・古川 佳恵・奥野 真太郎・二口 晴一

<講師>
長谷川 信正


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