文章講座をオープンにする

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　文章講座を社内研修で開催しました。講師の長谷川先生は国文法の専門家で長年新聞記者を努めた経験から見識の広いかたですが、とても気さくに優しく指導してくれます。一時期は印刷会社の役員も勤めておられたので私たちの業界への理解もあります。先日の講義のまえに話されたことを少し紹介します。

　これからの印刷業には「総」「創」という２つのキーワードが必要だとのこと。「総合」というのは江戸時代の版元をイメージすることです、当時の版元はコミニュケーションにかかわるありとあらゆる機能をもっていました。近代化、印刷産業の拡大とともに分業化された結果が現在の状況なのだということです。ですから、ゆるやかにもとの状態に統合されていくというイメージをもって戦略をたてるべきであろうとのことです。

　もう一つは「創造」です。「総合化」の過程で新しいものに取り組み、市場を作り出す努力が欠かせないということです。魅力的なコンテンツを創造する力もこのなかに含まれます。

　本論の文章講座では「私の夢」というお題で４００字の文章を書きました。それを全員が輪読し、先生が文法上のあやまりを指摘するというのがこの講座のスタイルです。すでに２回目なので前回学んだことをお客様にご指摘できたという報告もあり、有意義な研修になっていると感じました。

　今後はこれをオープンな講座にし、お客様や地域の方々が参加できるようにしたいと思います。これは私たち印刷会社に最もふさわしい地域貢献のやり方だと気づいたのです。正しい日本語を守る取り組みがこの地域に定着すれば素晴らしいことです。


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