三羽目は「サントリー」

一羽目はメスだからナトリ、二羽目はニトリ、三羽目はサントリーに・・・・。２００６年最初に戴いた鶏は、ナトリと名付けられた。卵を産まないナトリ、　このナトリはビアンスィがくれたもの、おっと「ナトリ」の説明が必要ですね。この地域の人々の名前は、親が名付ける。良く来る「チョベ」の正式名はチョベ・ジョージ・ウイリアム男子、弟はジョゼフ・セカタワ、長女はナムテビ、親父さんの名前はムテビで女の子が生まれたから「ナムテビ」、その妹は「ジョワニ」だ。ユダ・エンポロゴマというのもある。エンポロゴマはライオンの事。
　ビアンスィが鶏を持って来てくれた。「毎日卵が食べられるから」と、雌鳥を・・・。
　で、名前は女だから「ナトリ」と命名された。プリンスがお返しに来てくれた２日間くらいは、卵を産んでいた「ナトリ」このごろ産まなくなった。鳴きもしない、が、コーコーコケッコ　とあの陣痛の痛みを訴える鳴き声がした。が、泣いただけ、シンバがトランプ占いで「今日は産まれる」と言ってから、もう半月を経ようとしている。全員一致でケニアからのお客様を迎える歓迎会で食すことに決定された。
　毎日丹精して育てて・・・食する・・・。私たちは命を食べて生きている。だから、美味しい美味しいと言って、食べることにしている。そうすればナトリは、私たちに美味しいと言ってもらって喜んでくれるはずだ！つまり、ナトリは人間に出世する。食べた人の細胞に喜んでなってくれる。はずだ！
　ナトリは、受入れ準備で全員がマサカに出ているスキに、盗まれた！嗚呼！ナトリの出世が阻まれた。
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