The Collection of Works

きままな風来坊Kenzaburoが綴ってきたオリジナル曲の新旧を保存していくMusic倉庫

ks-006★Johgia

2005-10-30 06:50:21 | Old Songs
     作詞・作曲/Kenzaburo
Johgia Johgia 歌っておくれ
Johgia Johgia 歌っておくれ

生きてゆくのがつらくなった
なんだかすべてが空しくなったと
肩を落として口ずさむ歌は
La Noviaお前の好きだったやつ

くずれた夢は元に戻せない
過ぎた日々は帰らないと
目をふせて口ずさむ歌は
La Noviaお前の好きだったやつ

だけどJohgia
いつもの笑顔で
Navy blue聞かせておくれ
Ohhhh~Yhe~!

遠い昔を思い出しても
何にも帰ってきやしないと
空いたグラスにまたバーボン
辛い酒だと知って飲むのさ

俺の国は日本じゃない
顔も知らない親父の国さ
帰りがけにくれたコイン
最初で最後の贈り物

だけどJohgia
いつもの笑顔で
Navy blue聞かせておくれ
Ohhhh~Yhe~!

Johgia Johgia 歌っておくれ
Johgia Johgia 歌っておくれ
Johgia Johgia ……………

★Music Memo★
昔。東林間の炉端の大将に連れて行ってもらった店がある。
その店は中央林間の裏通りにあって、穴場みたいなBarだった。
客は僕ら3人とマスター以外は全員が外人だった。大混雑だ。
男はサラリーマン風とかアーミーとか様々。
女は揃ってナイスバディな美人ばっかり。聞けばほとんどモデルらしい。
ここが日本だという事を忘れる程一様にリズムに合わせて踊っている。
ほとんどディスコ状態だ。なんか僕らは場違いみたいな感じだし怖かった。
そんな中カウンターでひとり静かにグラスを傾ける黒人がいたんだ。
なんだかやけに記憶に残ってて。それから出来たのがこの歌。
Johgiaという名前はアツギ基地に勤める顔見知りの白人Georgeからきてる。
僕は酔っぱらうとなぜか彼をJohgiaと読んでしまい随分怒られた。
どうやらJohgiaは女性の名前らしいね。はははは。

ks-005★オレンジ色のクレヨン

2005-10-22 18:49:20 | Old Songs
     作詞/松村俊則 作曲/Kenzaburo

オレンジ色のクレヨンで
少女は雲を描く
夕方の空じゃない
お日様に挨拶しているよ

オレンジ色のクレヨンで
少女が空を塗る
夕焼けの空じゃない
生まれたばかりの青空よ

オレンジ色のクレヨンで
少女が風を描く
そんなに強い風じゃない
揺れる姉さんの髪ですよ

オレンジ色のクレヨンは
小さな手が唄う詩
まっ白な画用紙の上で
オレンジ色の魚が泳ぐ

笑い声が聞こえるだろう
笑い声がはにかんで
塗りつぶされた画用紙が
オレンジ色に笑い出したでしょう

生まれたての世界から
やってきた
少女が描く唄ですよ

★Music Memo★
昔某スーパーに勤めていた頃のこと。
そこ店のテナントのカメラ店に勤めていた
仲良しの松村氏の詩集をお預かりして、
勝手に曲を付けて構わないというご了解を得て
作った1曲。本人には今だ聞かせていない。
そのうち僕の転勤で会わなくなってしまって
それきり。
僕には絶対書けない繊細で夢のある詩だ。
曲は詩に合わせて明るく仕上がっている。
単調だがお気に入りの作品でもある。

ks-004★時の流れに

2005-10-22 18:46:15 | Old Songs
     作詞・作曲/Kenzaburo

時が移り思い出はめぐる 
めぐりめぐる青春の
思いをはせる春だから
じっと静かにしていたい

幼い君の事だから
愛を語るには早すぎる
いつも綺麗なままでいて
僕の傍を離れずに

けれどいつの間にか君は
大人になって
僕の前から 去ってゆくだろう

時が移り思い出は生まれ
めぐりめぐる青春の
思いをはせる春だから
じっと静かにしていたい

思い出せばなつかしい
あの頃はあの頃は若かった
怖さを知らぬ青春だから
恋の深さも知らないで

知らず知らずに
遠ざかり
そして別れたあの頃

時が移り思い出はめぐる 
めぐりめぐる青春の
思いをはせる春だから
じっと静かにしていたい

★Music Memo★
ただただ真面目で純粋だった頃の
素直な心が現われている気がする。
詩が昔っぽい感じがするけどね。

ks-003★悪夢

2005-10-18 01:10:15 | Old Songs
     作詞・作曲/Kenzaburo

煙草をひと箱買ってきて
大切そうにそうにテープをとる

はじめの1本に火をつけたら
親父の顔が浮かんできて
ころ頃みょうに老いた顔が
悲しいそうな瞳をしてた

次の煙草に火をつけたら
笑顔がとりえのお袋が
みょうに真面目な顔をして
何か言いたそうな瞳をしてた

三本目の煙草に火をつけたら
可愛い筈の妹が
みょうに大人になったりして
色気が漂う顔をした

四本目の煙草に火をつけたら
いつものあの娘が現われて
「こっちへおいで」と手を伸ばせば
「さようなら」と言って消えてった

最後の煙草に火をつけたら
どこかで見たような顔がある
青い顔して今にも死にそうな
そんな明日の俺が居た

そこで煙草をもみ消して
ふとんの中に入ったら
目覚ましの音で目が覚めて
そこで夢は断ち切られた

★Music Memo★
煙草の味もなんとかわかってきた頃に作ったかな。
パチンコの景品にチェリーを換えたのが間違いでした。
けっこうのヘビースモーカーだった。

ks-002★振り向けば

2005-10-16 23:06:52 | Old Songs
     作詞/Kenzaburo 作曲・編曲/箱山信弘

煙草の数がふえるたび
みょうに体に気を使い
しっかりせよと腹をたたけば
もう長くないさと返事した

いつものような朝がきて
いつものような電車に乗り
いつものような仕事をして
いつものように家路につく

騙した事は数あれど
騙された事は数えきれぬ
涙を流した事もあり
涙を流された事もある

知らぬうちに友達ができ
知らぬうちに女もできた
煽てられて生きてみたら
みんな知らぬ奴ばかり

やさしさの中で生まれてた
やさしさの中で育てられ
きびしさの中に放りだされて
おいらの心はメチャメチャさ

親父は頑固な大工人
お袋ゴルフのキャディ人
兄貴はコンピューターのプログラマー
おいらスーパーの品出し人

風になりたい時もある
雨になりたい時もある
海になりたい時もありゃ
空になりたい時もある

故郷離れて早二年
すぎ去る季節のその中で
いろんな事があったけど
明日はどこに居るのやら

煙草の数がふえるたび
みょうに体に気を使い
しっかりせよと腹をたたけば
もう長くないさと返事した
もう長くないさと………返事した

★Music Memo★
僕の人生のなかでグレータイムの頃の曲だ。
躁鬱の激しかった19歳の頃の曲だ。
この頃は現実や未来に悲観していたころで
とにかく何を書いても暗い言葉しか出てこなかった。
本当ならば消去したいところだが、
この時はこれが正直で素直な言葉だったのだし、
この頃があるから今があるわけで、
ある意味感謝しなければならない
19の自分にありがとう。

ks-001★ひとりぐらし

2005-10-16 22:33:04 | Old Songs
     作詞/北村英明 作曲・編曲/Kenzaburo

さびしさをまぎらわす時は
窓に腰かけギターを弾きます
くるしみを忘れたい時は
自動販売機のお酒を飲みます

季節はめぐり街は
何事もないような昼下がり
街行く人に混じって
あてもなく歩いていると
ふと涙がこぼれてきます。

そんな時です 別れたあなたを
思いだすのも Muuu………

かなしみに追いかけられたら
本をとりだし あてなく読みます
むなしさにおそわれる時は
にぎやかな人混みにまぎれこむ

季節はめぐり 街は
ふるさとの夕焼けに似たあかね雲
疲れた足をひきずり
アパートへ帰っていくと
ふと涙が 溢れてきます

そんな時です 別れたあなたを
思いだすのも Muuu………

★Music Memo★忘れもしない。
先輩を介して知り合ったプロの作曲家の北村先生のお宅へお邪魔して、
ある小冊子を渡されて「すきなものに曲を付けて下さい」という。
それは詩集だった。三つの詩に曲をつけたうちの1曲だ。プロローグの
メロディラインから気に入ってる曲だ。
緊張しながら先生と奥様の前でギター弾き乍ら熱唱したのを覚えている。
先生とはあれ以来お会いしていない。
できればもう一度お会いしてみたいものだ。