「あなたの血液何型?」
「お幾つですか?」
「独身ですか?」
結婚して何年か経った方に、お子さんがいないと知らずに、
「もうお子さんは何歳になられたんですか?」
何の抵抗もなく答えてくれたら問題は生じません。
しかし、さまざまな人間関係や、
立場の違いによっては、
「ここは答えたくない」
と、思うような体験をしたことはあなたはありませんか?
場合によっては相手の心に大きく傷がつくこともあります。
先日、そこそこの年齢の受講生の方に対して、
顔を出しに来てくれた当センターの教室のOBの方が、(OBと言っても若い青年)
「○○さんて、お幾つなんですか~?」
と聞いたところ、
受講生も正直に答えてくれ、
「え~!若い!!自分の母親と同じです。
でも、15歳位下にみえます!
お若い!動きが違う」
と言われ、
受講生は、
「半分喜んでいいのか、複雑な心境ですね」
と話していました。
本来、聞きにくい事を聞くときは、
自分から先に伝えてから言う!
すると相手も答えやすいケ-スもあります。
例えば、
「私は北海道出身ですが、どちらの出身ですか? 」
「 私は 6 月生まれですが、何月生まれですか?」
など、
このような聞き方なら抵抗なく答えることもできるでしょう。
相手との立場の違いによっては、
「何でそんな事聞くの?」
と受け止められかねません。
「あなた何型?」 「 山形です」
これは話の食い違いです。(笑)
「あなたもB型? あら~私も~Bよ!」
で盛り上がるケ-スは女性に多く見かけます。
しかし、思った事をそのまま言葉にするのと、
考えてから話すでは、
一生を考えると雲泥の差があります。
些細なことでも
心がけで相手の答え方が変わることがありますよ。
今日の日も明るい心で良き日でありますように。
湘南話し方センター
所長 松永洋忠