7月28日にNAPの第一回定期総会が開かれました。会場には、理事長の淺川先生や新しく会員になられた袋中学校の松本先生、水俣市役所の大崎さん、地元学の吉本哲郎さんをはじめ、10数名が集まりました。
総会では、淺川先生のお話に始まり、金刺さんから会計報告、先日視察した四国弓削島の報告(詳しくは、弓削島探訪記をご覧下さい)、そして今年度NAPが取り組んでいく活動、①袋中環境学習、②EM菌による水俣湾の浄化、③サマルカンドぺーパーの復元とオアシス都市サマルカンドの復興をメインに話がありました。
①~③について、簡単にご報告します。
①袋中環境学習について
水俣市袋地区において、“わたしたちの住む町を水の流れを通して考えよう”ということをテーマに、袋中学校の3年生を対象に、環境学習を行います。授業では、水の源流部である山・森と川、そして海の3つの場所で現地学習を行い、山や川、海がどのような働きをしているのかを学習します。10~11月に実施予定で、現在、袋中学校の松本先生を中心に、授業計画を作成中です。
総会翌日には、松本先生を打ち合わせを行い、山・森担当の赤星さんと池崎で冷水の森を探索に行ってきました。地元の小学生が、遊び帰りに冷たい湧き水を飲みくる様子を見れたり、毎日欠かさず森を掃除しているという近所のおじさんからお話をうかがうことが出来ました。こちらはまた別にアップします。
②EM菌による水俣湾の浄化について
5月末に、EM菌を使って海の浄化に取り組んでいる四国の弓削島を視察してきました。実際にその効果を目の当たりにして、水俣湾においても海藻の森構想と同時進行でEM菌による海の浄化に取り組んでいく予定です。
そのためには、住民の組織化が必要不可欠となります。海の一番の汚染原因は生活排水であり、住民の意識から変えていかなければなりません。また、人手もいります。こちらは、水俣市役所の大崎さんを中心に、現在、水俣市民の皆さんの協力を仰いでいるところです。また、熊大の石田教授や淺川理事長が、科学的なデータを提示するために研究に取り組まれています。ダイビングチームでは、水俣湾で生物調査を行う予定です。
10月に本視察ということで再度弓削島を訪問し、11月に弓削島で海の浄化に取り組まれている村瀬さんが芦北に来られる際に、水俣の海についても見ていただく予定です。
③サマルカンドペーパーの復元とオアシス都市サマルカンドの復興
サマルカンドは、ウズベキスタンの首都タシケントに次ぐ経済、文化の中心都市で観光資源に富み、伝統的に手工業が盛んなところです。ですが、ソビエト連邦崩壊後は、経済的に沈滞化しており、観光開発に大きな期待を寄せています。
そこで当会では、JICAの草の根技術協力事業により、サマルカンドペーパーの復元と復興に取り組んでいきます。
当会からは、金刺さん、吉本哲郎さん、赤星さん、池崎が8月6日から1ヶ月間ないし2週間、現地で復興支援に取り組んできます。現地特派員としてまた皆さんにサマルカンドの様子をご報告します:)
総会後は、アットホームな雰囲気で、おいしいお料理とお酒をいただきながら、会員間の親睦を深めることが出来ました。NAP会員の方々は、皆さんとても多彩で、いろんなことに取り組まれています。とっても勉強になりました。
NAPの活動もだんだんと活発化してきました

全員で集まることは難しいかもしれませんが、みんなで協力して頑張っていきましょう!興味のある活動には、どんどん首を突っ込んでくださいね;)ご協力、よろしくお願いします:)