将棋王 ツメルモンスターズ

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主に短編詰将棋について書きます

青空将棋をAIで解析してみた

2019-11-19 16:45:15 | 変則将棋
青空将棋はご存知でしょうか?

図の通り、初期局面から18枚の歩を全て除外したのが青空将棋です。
初手から香車を取れたり、角交換ができたり。
対局開始早々飛び道具が乱舞したりとスリリングで激しい展開になります。



この青空将棋を今回はAIで解析しました。その結果や感想を以下にまとめます。

・初期局面の評価値で先手+1000点くらい優勢。
・初手▲9一香成と▲1一香成のどちらも有力だが、若干前者を推している。
・角交換の損得は悩ましいが、自分から早めにした方が実戦的には考えやすい。
・単純な攻め合いでは一手の差が極めて大きく、後手が勝つのは困難。
・かと言って、後手は上部脱出を目指しても、歩がないので王手を受けにくい。
・歩合いが効かないため香車が相対的に強い。
・AI同士で5局対戦した結果、先手が5連勝。評価値が+500点を下回ることが一度もなかった。

という具合に、AI的には先手が圧倒的に有利なようです。



ただし、思わぬところで王手飛車などの大技がかかって逆転することもあるので、人間同士なら十分ゲームとして成立します。
普通の将棋と比べて手軽に短時間で楽しめるので、是非やってみてください!





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