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Local-Liner ~静サツ雑記帳

静岡運転所札幌派出所=静サツへようこそ。
札幌圏の鉄道を軸に、気ままに書き連ねていく日記です。

朝練報告書 1 711系特集

2013年11月01日 | 鉄道 ‐ 北海道
 今日は朝練をしてきました。
 朝練といっても、部活の朝練ではありません。鉄道界隈において、『朝練』とは、朝に鉄道写真を撮りにいくことをいいます。本来は通勤・通学途中で鉄道写真を撮ることをいいましたが、現在では言葉の範囲が広がって、朝の撮影全般が『朝練』と呼ばれる傾向にあります。
 静サツは朝に弱いので、朝練をあまりやってきませんでした。学校が線路際にあったらやっていたのでしょうが、小中高と全て線路のない方にあったため、やるとむしろ遠回りになってしまうのです。唯一自ら進んでやった朝練が、このブログでも紹介した札沼線のキハ40系・キハ141系です。
 特に最近は1限がないせいで9時起きがデフォルトとなっており、なかなか起きられません。ですが、今回はダイヤ改正ということで、がんばって早起きすることにしました。目覚ましをかけて6時に(強制的に)起床。それから札幌駅まで向かい、9時半過ぎまで撮影してきました。ちなみに、その後一旦家に帰ってから、2限(10:30~)に出ています。
 ここでは、札幌での成果を貼っていくとともに、ダイヤ改正での変化を書いていきます。

 ……といきたいところなのですが。
 実は、静サツは今回のダイヤ改正に対応した時刻表を持っていません。そのため、撮った写真がなんという列車なのか判別がつかないものが多数あります。ダイヤ改正は特急がメインだったため、札幌地区の普通列車は数分程度の修正がほとんどですが、念のため調べておきたいところです。
 なので、朝練の全容は次回以降に回すこととして、今回はダイジェスト版でお送りいたします。

 今回の朝練で注目していたのは711系です。
 733系新車(B-113・114編成)の投入で運用減も考えられていた711系ですが、結果から言うとダイヤ改正前と変わっていませんでした。今回朝練中に7本の711系と会いましたが、3ドア車/2ドア車・冷房/非冷房に関係なく運用についていました。
 朝練中に札幌駅にやってきた711系は以下の通りです。

・127M 711系6両(後ろ3両は札幌で切り離し131Mへ)
 手稲→札幌6:15着/6:34発(9番線)→滝川

・129M 711系6両
 小樽→札幌6:26着/6:35発(7番線)→(苗穂側の電留線へ引き上げ)

・131M 711系3両(127Mの後ろ3両)
 札幌6:58発(9番線)→滝川

・126M 711系6両(129Mと同一運用)
 (苗穂側の電留線)→札幌7:02着/7:15発(3番線)→小樽

・526M~543M 711系6両
 石狩当別→札幌7:30着/7:42発(10番線)→北海道医療大学

・144M 711系6両
 岩見沢→札幌8:38着/8:48発(3番線)→(札幌運転所へ回送)

・2148M 711系6両
 旭川(一部岩見沢)→札幌9:01着/9:08発(1番線)→手稲

・2151M 711系6両(129M・126Mと同一運用)
 小樽→札幌9:05着/9:08発→旭川(一部岩見沢)

・544M 711系6両
 北海道医療大学→札幌9:44着/?発→(札幌運転所へ回送)


[544Mは出線時刻を確認していない]

 午前中に札幌駅に現れる711系はこれで全部になります。次に札幌駅にやってくる711系は、前と変わっていないなら238M(札幌17:14着/17:26発)です。
 上のうち、127Mと131M、129Mと126Mと2151Mはそれぞれ同じ編成を使用しているので、札幌駅で見ることの出来る711系は10編成ということになります。711系は現在15編成(※100番台17編成のうち、S-112編成が2005年頃に廃車、S-104編成が休車状態のため)が動いていますが、半数以上が動いているあたり、まだまだ711系はがんばれそうです。

 以下、各列車に使われていた編成を紹介します。
 711系は旭川側からクハ711-200+モハ711-100+クハ711-100の編成を組み、S-(モハの車番)で表記されるため、以下この表現で統一します。
 現在の711系はドアの数と冷房の有無で3タイプに分かれています。ここでは以下の略号を使います。

 A=2ドア・冷房      該当編成:S-101~105、107~109、113
 B=先頭3ドア・非冷房   該当編成:S-106、111、115~117
 C=2ドア・非冷房・旧塗装 該当編成:S-110、114


[127M S-102(A)+S-106(B)(旭川側から)]



 一発目の711系は、オーソドックスな2ドアのS-102と3ドア改造のS-106の組み合わせでした。滝川に行くのは先頭のS-102だけです。塗り立てなのか、車体はぴかぴかでした。



 札幌で切り離すのですが、着いたときにはすでに切り離された状態に……orz



 後ろ寄りのS-106。無理にドアをつけた様子がわかります。



 S-102発車後、9番戦にはS-106がぽつんと残ります。131Mになるまで、回送幕の状態で待機。


[129M S-103(A)+S-108(A)(旭川側から)]



 127Mが9番線に在線している間に、小樽から129M(左)が到着。両方とも2ドア・冷房車です。



 後よりのS-108。



 前よりのS-103は、S-108と比べて塗装がはげています。



 連結面で比べるとごらんの通り。



 S-103とS-108は一度留置線に引き上げます。


[131M S-106(B)]



 一度は回送幕を出していたS-106編成は、6時50分頃に再びライトを点灯。滝川行きの準備を始めます。



 こちらは反対側。



 切り離された位置から移動することなく、列車番号を変えてS-102の後を追います。


[126M S-108(A)+S-102(A)(小樽側から)]



 7時2分。785系の影から、引き上げていたS-108とS-102が現れました。



 ホームの小樽寄りに停車します。

 

 進行方向が逆転した以外の違いはないので説明は割愛。
 この時間、札幌への客の流れに比べて、札幌から出る人の流れはまばら。クロスシートでも座席を余らせ、S-108とS-102は小樽へと戻っていきました。


[526M~543M S-116(B)+S-101(A)(石狩当別側から)]



 711系で異色ともいえる運用が、1.5往復ある札沼線(学園都市線)の運用。711系が札沼線に乗り入れるのは、去年の10月のダイヤ改正が初のことです。室蘭本線の運用がなくなった直後だったので、あまりにも予想外な移動でした。
 くしくも、543Mは最後まで気動車で残っていた運用です。気動車も2ドアですから、711系を投入しやすかったのでしょう。



 このために「北海道医療大学」の幕もインプットされました。

 

 札幌寄り3両は初番ことS-101編成。このほど塗り替えられ、ピカピカの仕上がりとなりました。



 しかし、ATSはATS-SNのままです。
 北海道では停止機能のみのATS-SNに代わり、線路条件に応じて車両側で速度照査をするATS-DNを導入しています。現在はほとんどの車両に導入されており、711系もほぼ例外なく導入されています。
 私が見た限りでは、ATS-SNだったのはS-101編成だけでした。ひょっとすると、他より早くいなくなる可能性も……?



 札幌の段階では空席の多い543M。しかし私は知っています。この列車は、八軒からが本番=混雑を迎えるのだと……
(詳しくは「学園都市線ディーゼル、最後の日々 ~Focusing the last operations 10月12日編」を参照)



 ぴかぴかの車体に、磨かれたパンタグラフ。本当に、なぜATS-SNのままなのか……




 一方のS-116には塗装のはがれも目立ちます。でもATS-DNはしっかり装備……



 江別行きの到着を待って、543Mは石狩川の向こうへと旅立ちます。


[144M S-114(C)+S-107(A)(小樽側から)]

 1時間のインターバルをはさみ、岩見沢から711系がやってきました。



 通勤客をどっと吐き出すと、札幌運転所に向けて回送を待ちます。



 後方は普通のS-107。



 そして、なんと前方には2ドア・非冷房のS-114がいました。まとう色は711系初期の旧塗装です。



 415系旧塗装を思わせるこの色は、1985年に赤と白帯の新塗装に一新され一旦消滅しましたが、2011年にS-110で復活。2012年にS-114もまとうことになりました。両方とも2ドア・非冷房で、原型の711系に近いタイプです(原形を残しているため旧塗装になったともいえる)。しばしば国鉄色とも呼ばれますが、現在の色も国鉄時代のものです。個人的には新塗装の方が好きだったり……



 同じく回送待ちのキハ201系D-101編成。今日は4本中3本見かけました。

 さっさと札幌運転所まで下ろされると思われたS-114とS-107ですが、その後回送されたのは10分ほど経った後でした。


[2148M S-109+S-111(小樽側から)]



 9時を少し回った頃、711系屈指のロングラン列車・2148MがS-109を先頭にやってきました。旭川を6時25分に出て、特急に2回抜かれながらも札幌まで2時間半かけて走りきります。同じ頃札幌に到着する2151M(小樽→旭川)の次に長い列車です。



 この列車は、札幌運転所のある手稲まで、もうちょっとだけ走ります。



 駅名表と711系。




 のんびりしていたら、小樽からの2151M――126Mの折り返しなので車両はS-103とS-108――はおろか、後ろのS-111もこれしか撮れませんでした。


[544M S-101+S-116(札幌側から)]



 朝練の始まりが711系なら、しめも711系。10番線にS-101を先頭にして戻ってきました。



 この後すぐ駅から出ましたが、札幌運転所側のS-116のライトが消えていたので、一旦苗穂方面に引き上げたのだと思います。


 ということで、時間のかぶっていた2151Mをのぞく全ての列車を撮影できました。
 711系以外については写真を整理し次第、追っていきたいと思います。


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