令和の平蔵、今日のひとこと

組織のマネジメントに、ビジネスに、人間関係の改善に、お役に立つことを書き綴っていきます(2021年4月1日)

備忘録 22-10-27

2022年10月27日 07時08分43秒 | 備忘録
寡(すくな)きを患えずして均しからざるを患う

――不患寡而患不均

『論語』

孔子が政治の要諦について語ったことばである。「丘(きゅう)や聞く(私はこう聞いたことがある)」と前置きして、つぎのように語っている。

「国を有(たも)ち家を有つ者は、寡きを患えずして均しからざるを患え、貧しきを患えずして安からざるを患う」

「国を有(たも)ち家を有つ者」とは、為政者を指す。そういう立場にある者が心がければならないことは、国を富ますより、まず富の不平等をなくすこと、人口をふやすより、まず人民ひとりひとりの生活を安定させることにあるのだという。

「なぜなら」と孔子が語っている。

「不平等をなくせば、国は自然に豊かになる。人民が安心して暮らせるならば、人口が減ることはない」

そして孔子は「民生の安定こそが、国を安泰にする基礎なのだ」と断言している。これは現代にもそっくり当てはまるであろう。

以上、「中国古典一日一言」(守屋洋)より

今日も一日がんばりましょう。

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