吹く風ネット

真っ白な灰

2002年2月18日の日記です。

 ホームページに日記をつけ始めて一年以上になるのだが、最近は日記を書き終えると、それなりの満足感を覚えるようになった。日常生活で満足感というのは、そう味わえるものではない。その満足感を毎日味わえるのだから、これは幸せなことだと言わなければならない。 

 矢吹丈がホセ・メンドーサとの試合で、
「おっちゃん、最後までやらせてくれや」
 と言ったのも、試合の勝ち負けではなく、満足感へのこだわりがあったのだと思う。不幸な終わり方だったと捉える向きもあるが、ジョーは幸せな人間だったとぼくは思っている。

 これまでぼくは、大した生き方をしてこなかった。なぜなら、日記を書くまで、その満足感を味わったことがなかったからだ。つまりジョーが言ったように、「そのへんのやつらのように、くすぶって」いたわけだ。

 この歳になって初めて満足感を得られるものに出会った。これで、若い頃にぼくが理想とした「矢吹丈」に一歩近づいたことになる。このまま続けていって、最後は「真白な灰」になって散っていこうと思っている。

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