吹く風ネット

立ち仕事

1,
 ぼくは22歳に社会に出てから64歳になった今まで、ずっと立ち仕事をやっている。若い頃は疲れたら休憩していたのだが、最近は座ることもせず、ずっと立っている。そのため体力をかなり使う。前に休みの日には歩きに行っていると書いたが、実は休みの日よりも仕事の日の方が多く歩いているのだ。
 しかし、時には立ったまま動かないこともある。そういう時は決まって腰に凄い痛みが走る。軽い腰痛ならストレッチで何とかなるのだが、そうなってしまうとストレッチが効かない。座ってもダメだ。

2,
 昨年ぼくは脳梗塞を患い病院に一週間ほど入院していたのだが、退院したその日から仕事復帰の前日まで、毎日10キロ以上歩いていた。周囲からは、
「大病したんだから、少し静養したほうがいい」と言われたが、
「一週間も入院していたんだから、静養はもう十分だ。それよりも仕事に復帰した時にバテない体を作らんと、別の病気になってしまう」と言って、ぼくは歩きを敢行した。おかげで仕事復帰したその日から、バテることなく一日を乗り切ることができたのだった。

3,
 腰痛には長年悩まされている。昨年入院する前、既に限界を感じていた。
「このまま立っていたら死ぬ」
 と感じた神さまが、体を休ませようと、別の病気を作って入院にさせたのではないかと思っている。しかし退院後もこの腰痛だけはどうにもならない。
 一度脳神経外科の担当医に聞いたことがある。
「ふくらはぎがしびれるんですけど、これも脳梗塞の後遺症でしょうか?」
「そこは脳梗塞でしびれる部位ではありませんよ。おそらくそれは座骨神経痛か、ヘルニアから来てるんでしょう」
「どうすれば治りますか?」
「ヘルニアなら手術すれば治りますよ」
 手術、その言葉を聞いて、ぼくは医者に腰痛のことを聞かないことにした。そして、運動で治そうと心に決めたのだった。

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「仕事の話」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事