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「えいご」あれこれ

英語にまつわるコラム
英単語
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字幕に訳されない英語2

2012-06-04 03:06:52 | 字幕にならない英語
turn your nose up at

・turn your nose up at ~「~を毛嫌いする」「嫌いである」「好みでない」
用例
In those days I turned my nose up at country music, but now I've come to like it. 以前はカントリーミュージック嫌いだったんだけどね、今は好きになったよ
I never turn my nose up at my mom's homemade apple pie!僕のママが作ってくれるアップルパイは最高
しかめっ面をして、鼻をそむける感じですかね。イギリス人の中にはいわゆる「食わず嫌い」の方が多数いるように感じます。見た目で判断するんですね。以前、おにぎりをオーストラリア人に振る舞った時のこと、海苔を見てこれは何と聞くから、「海藻です ”It's seaweed”(海の雑草)」と答えただけで遠慮する人がいました。勇気を出して食べた人は「美味しいYam!Yam!」と言って食べてくれたんですけどね。
納豆なんかねばねばしていて味見する以前にこの表現が飛んできそうです

字幕に訳されない英語

2012-05-31 02:52:05 | 字幕にならない英語
it's all Greek to me 「まるでちんぷんかんぷんだ」


・it's all Greek to me
直訳すると「私にとってはすべてギリシャ語だ」という意味ですが、 OXFORD辞書によれば: I cannnot understand it. 「まるでちんぷんかんぷんだ」という意味だそうです
おもしろいですね。どうしてこんな言い方をするのかと思い調べてみました。
出典はシェークスピアの『ジュリアス・シーザー(Julius Caesar)』の台詞なのだそうです。
"For mine own part, it was Greek to me."「私にとってはまるでギリシャ語だった。」つまり「私にはちんぷんかんぷんだった。」ということです。
日本は島国で、他国の異文化圏が海を隔てており、なかなかこういう言い回しはないですが、イギリスなどでは、アイルランド人はこうだとか、ドイツ人はこうだというジョークが沢山あって面白い半面、「それ人種差別や」みたいな表現も沢山あります。
今でこそさんざんなギリシアですが、それでもこの国はヨーロッパ文明の発祥の地であり、ギリシアだけは、いわゆるラテン文字を使っていないので普通の人が見ても「ちんぷんかんぷん」だからだそうです。
だったら、漢字でもいいじゃないか! と思いますよね。ところが、ロシア、東欧圏は彼らの文明の根源にあたらないので「無視」だそうです。
it's all Latin to meだと、「すべて自明の理」になるはずだと思うのですが、どうやら「ちんぷんかんぷん」という意味になるそうです。
ちなみに、御当地ギリシアでは「中国語」というそうです

ご参照:
「Meaning: Something doesn't make sense

Origin: "During the Middle Ages, as for centuries thereafter, any educated Englishman or woman knew Latin, but only a minority also knew Greek. A major reason was that Greek uses its own alphabet, so before even starting to learn the language you have to learn the letters. The phrase itself comes from Shakespear's Julius Caesar."

(From”Phrase Origins II” Loose Cannons & Red Herrings, by Robert Claiborne) 」