西荻日記 再び

やっぱテキトーです

『Passing Voice』 by 熊川哲也

2007-03-27 | 舞台とか

昨晩は「やっぱり猫が好き」をやってましたな。
なんとなく見てしまった。

そのあと、NHKの番組で熊川哲也とKバレエカンパニーが出てて、
熊川哲也振り付けの『Passing Voice』というのをやっておった。
男と女の関係を出会い/蜜月/別れにわけて、
それぞれ「ラルゴ」や「カノン」にのせたパ・ドゥ・ドゥーでみせる、
って内容だったわけですが、これがなかなかよかった。
“別れ”のパートがほかの2つのクラシカルな振りに比べて
前衛的な色合いが目立って濃かったのは、
哲さんの意図なんでしょうか。
作品上演前の哲さんの長い長い語りを聞いてなかったもんで、
そのへんは不明。

熊川哲也といえば、
F姉に教えてもらったサイトで
並外れた名言力でもって私をとち狂わせたお人でありますが、
・17歳くらいで英国ロイヤル・バレエ団に入団(東洋人初)
・入団数ヶ月後にソリストに昇格(バレエ団史上最年少)
・ローザンヌでゴールド・メダルと高円宮賞を受賞
などなど、とんでもない経歴の持ち主なわけで、
やっぱすごいんですなーこれが。
本人が踊っているのをいちど生で見てみたい。

昨日のは振り付けだけだったけど、
終わったあとにまた出てきて「あんまり良くて泣きそうになった」
と言った哲さん。そう、あなたはそれでいい。