向かうところ敵なし

日々の出来事を忘れぬように…今日も吠えます!

人間は土壇場でわかる

2009-06-27 | つれづれ
…まさに
タイトル通りです。

父と母を亡くして
いろんなことが見えてきました。

土壇場にならないと
人って、わからないものですね。

今回のことで
私は、たくさんの友人たちに
助けてもらったような気がします。

普段
バカ言い合っているだけなのに
彼らの何気ない優しさで
本当に救われたんです。

あらためて
私はひとりじゃないんだなって
そう思えました。

こんなに友達って
いいものだったんだ…。

こんな素晴らしい仲間は
どんなにお金を出しても
手に入れることができません。
まさに…人生の宝物です。

自分が苦しいときに
手をさしのべてくれた人たちを

これからの人生をかけて
大切にしていきたいと思いました。


それと同時に

人の冷たさや
人間のいやらしい部分も
嫌というほど見えてしまいました。

葬儀の翌日に
身内が来ました。
(私の身内ではないけど…誰かは言えない)

最初は
私のことを気遣ってくれていると思って
感謝したんです。

でも
その人から出た言葉は
私を励ますどころか
怒り狂わせるものでした。

『お母さんの住んでいた住宅、早く片付けないと。
使えそうな電化製品は、うちでもらうから
どんなのがあるか見せて』


それを聞いたとき
怒りで震えが来ました。

母を亡くしたばかりの私に
…何を言ってるの?

さっさと片付けろだとか
(家賃がかかると言いたいらしい)
電化製品が欲しいだとか…

人として
恥ずかしくないの?

人の気持ちを
考えたことがあるの?

プライドというものは
持ち合わせていないの?

ものには順序があるって…
知っているの?


笑ってしまうほど
呆れかえりました。

だいたい
母の形見について
赤の他人が
とやかく言う筋合いはあるの?

それも、
先に行ってツバ付けようとする
その浅ましさに

今まで感じたことのない
嫌悪感、怒りを感じました。
プチッとキレる音が聞こえました。

他人とはいえ
身内ですから
公共のブログで悪口を書くのは
良くないことだと
じゅうぶん承知していますが

彼らを
どうしても
許すことができません。


そして

そんな心ない言葉に対して
旦那がひとことも文句を言わなかったことも
私の怒りを倍増させました。

他人って
こんなものなんでしょうか?

いくら他人でも
人として最低の気遣いは
必要ではありませんか?

人がひとり亡くなっているんです。
私のかけがえのない母です。

その母を亡くした私に
追い打ちをかけるような
傷口にとうがらしを塗られるような…

何気ないひとこと。

悪気はなかったのかもしれない。
それでも
許すことが出来ません。

そしてそれと同時に

人の心がないやつには
母のモノには指一本触れられたくない。
絶対に触らせない。
そう思いました。

きっと
母の親族が聞いたら
私と同じく怒り狂うでしょう。


ちょっとくらい
時間がかかってもいい。

母の部屋は私が片付ける。

ひとりで片付けるのは
思い出が多くて辛いけど

母の持ち物は
母が愛せる人に…
母を愛してくれた人に
持っていてもらいたい。

こんな話を
ぬけぬけと書いて
人は私を批判するかもしれない。

でも
人として…許せないんです。
少しは恥を知ってもらいたい。


私は、間違っていますか?


お父さん、お母さん。。
私、怒ってもいいんだよね?



というわけで
人間の素晴らしさ、そして
いやらしさを
同時に知ることができたんです。

土壇場にならないと
人間は…正体を出しません。

どんなにいい顔していても、
優しい言葉をかけていても
土壇場になると
化けの皮が剥がれます。

それが
よーくわかった。

これから生きていく上で
とても大事なことを
教わったような気がするし
自分にとって
大切なもの、そうでないものも
はっきりとわかった。

私が、これから歩むべき道を
父と母が教えてくれた。

私が幸せになるために
こう生きろと教えてくれた。



大事なことに気づかないまま
人生を終える人もいる。

それに気づくことができただけでも
私は幸せなんじゃないかと思う。

人生は
勉強のくり返しだ。

そして喜びと悲しみも
繰り返していくのだ。

悲しみは時間が解決してくれる。
きっと大丈夫だと思う。

でも…怒りはどうなんだろう?
いつか許せるのだろうか?

時間がたてば、
何事もなかったように
いつも通りふるまえるんだろうか?

その自信は
…ない。

『琴線に触れる』という言葉があるけど
私の場合は まさしく
『怒りの導火線に触れた』のだ。

許す必要はないと思ってるし
それを許す人間にはなりたくない。

私って ほんとうに
正直で、世渡り下手。

味方も多いけど
敵も多い。

父に似たんだな、きっと(笑)

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