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本釣亭日乗2

2022.7.22にt-cupブログの閉鎖に伴い2011.4月からの記事をこちらに引っ越してきました。

冬のハゼ釣り 第二ラウンド

2024-12-29 20:59:50 | ハゼ


20241209(月)


今年は何やら遅くなってもご近所河川にハゼがいるようで・・・

先日のエサ(青イソメ)が残っているので第二ラウンドへ出撃!


潮を観て本日は13:30スタート。

本日は一人です・・・






先日は、チョッと竿短めだったので、本日は2.1m持参。

片テンに船キス二本針仕掛け。

基本は待ちの釣です。

先ずは一本振り込んで次の竿・・・と、思ったら・・・

おおっ!

すぐにアタりがっ!

二本目出す暇もなくアタり続け・・・

※流心ではなく割と岸寄りにポイントありです!!







気が付いたらエサ切れに。。

サイズは先日よりチョイ小振り12~14㎝。

正味一時間半。

イイ感じに34尾で納竿しました。(∩´∀`)∩




この時期にハゼが調達できたんで・・・







それではアノ貴重なヤツを作ってみましょうかね!?

若干小振りではありますが・・・







冬のハゼ釣り

2024-12-23 02:11:35 | ハゼ



20241204(水)


先日、ご近所土手を散歩していたら、ぽつぽつと釣り人が見える。

何釣ってるのかな~?と、話を聞いてみると・・・

何と、ハゼが相当釣れているらしい。(クーラーの中は真っ黒)

こりゃ、この時期に椿事。と参戦しました!



お供はこの人。





真ん中のお姉ちゃん。

最近、課題地獄だったらしいですが、人心地着いたらしく、珍しく「今度、釣

りに行こう」と、言われていたんです。

この日は、近所の巨大釣具屋で青イソメ売っていたので購入し、急遽参戦。

満潮に合わせ15:30開始。

最初は準備して、放って見せて、こちらの準備・・・と、思っていたら!





いきなり12~15㎝のダブル・ダブル。

こちらの竿が出せません。

因みに、仕掛けは片テンに船キス仕掛け2本針です。






オヤジの竿出す間がないのを気遣って、自分でエサ付け・投入を始めましたよ!

オヤッ、結構真っ直ぐ投入できてるじゃん。

エサ付けも青イソメは全然平気とのこと。

バッタや蝶は大嫌いなのに。(予測不能に来るヤツは嫌みたい。)

「遠くより、近くの方が良くあたるヨ」なんて、自分でポイント見つけたらしい。


こちらは、やっと二本目を出したと思ったらしかし・・・




早くもトワイライト・・・







16尾でサスペンデッド。

大部分は真ん中のお姉ちゃんの釣果。

真っ暗になる前に撤収!









帰宅後、道具洗って、

サクッと捌いて気の利いた一品に。

ウロコ引かなくとも、ハゼ唐揚げはよく塩揉みし、揚げ油の温度管理すれば

骨も気にならなく爆速の一品です。


しかし、ハゼはホントに美味いなぁ~






エサも半分以上残ったんでこりゃ近日中にリベンジ確定だな。。








漱石山房記念館を訪ねて

2024-11-26 03:12:13 | お散歩



先日、手元に新潮社から「週刊新潮」が送られてきました。




2024.11.28号

P.96に「神楽坂文学散歩同行レポート~夏目漱石の足跡を訪ねて~」という記事がありますが・・・




付せんの所にバッチリ私が・・・


実は10/26(土)に実施された、新潮社「本の学校」特別企画での神楽坂文学散歩に参加しました。

コロナ禍以前は「新潮講座」にて街歩き「オカタケ文学散歩」が実施されていましたが、リニューアルされたオンライン講座の「本の学校」では街歩きは実施されませんでした。今回、久し振りに新潮社主催・健康シューズのファイブリング株式会社および神楽坂の名店の協賛を受けて新潮講座にオカタケ散歩が帰ってきましたよ!


東西線の神楽坂下車で、すぐ近くの矢来町・新潮社別館へ14:00集合



4Fホールへ上ると・・・

いつものオカタケ師匠手書きマップと解説用ワイヤレスイヤホンセットが配られます。
参加者は20名程。お馴染のオカタケ組も1/3程いらっしゃいますね!

漱石関連の貴重な書籍類の展示を眺めていると・・・

満を持してオカタケ師匠と、元・新潮社編集者の森重先生登壇。


先ずは軽妙な掛け合いで場を和和ませつつ・・・
様々な漱石ネタを披露してくださいました。
(何と、新潮社社屋の経っている場所は、漱石夫人の鏡子さんの実家跡で、漱石の帰国後は暫くその離れで暮らしていたとかね)

ホールにて、スイス生まれのウォーキングシューズJoya(ジョーヤ)を試着し、プロのスタッフから疲れない歩き方の指導を受けます。全国有名百貨店で発売中!とのことでしたが、価格については一切触れられず・・・履き心地はとても良かったです。(後で価格を聞いたらビックリ!)


そしていよいよ散歩には快適な曇天の下、新潮社屋を出てすぐ裏道に入り、歴史的な住宅の残る「奥神楽坂」と呼ばれる一帯を経て神楽坂通りへ出ます。



コボちゃんハロゥイン仕様。

植田まさし、色川武大、稲垣足穂・・・皆この界隈とのことです。


少し歩くとあるのが「相馬屋源四郎商店」


江戸時代から続く文具店。
当代で11代目!!




漱石も相馬屋謹製の原稿用紙を使用していたと。

思わず原稿用紙購入。


素敵な包装紙にきっちり包装しシール貼付してくれました!


店を出て、すぐ向かいに見えてくるのが・・・


神楽坂のシンボル毘沙門天(善國寺)。
縁日の賑わいは「坊ちゃん」の中にも描写が。
漱石の通った寄席や洋食屋もここいらにあったそうです。



道を挟んだところには花街ラビリンス!


細っそ~い路地を入っていくと・・・
玄人好みのお店多数。




旅館「和可菜」今は閉業中ですが、近日再開予定。
野坂昭如等多くの作家がカン詰めにされた名旅館。何とオカタケ師匠もこちらでカン詰め経験あり、と。





尾崎紅葉旧居跡




秋葉神社
落語「牛ほめ」に出てくる「秋葉様」はこちらとのことです。
(新しく普請をしたおじさんのところに家を褒めに行くように父に言われた与太郎。節穴に秋葉様のお札を貼るとよろしい、と教えられ・・・)







こちらは包丁塚。



矢来公園で小休止。
何と杉田玄白生誕の地。



そして、鏑木清方旧居跡でもあるそうです!



そして、いよいよやって来ました漱石山房記念館。
ここまで約1.5hの道程。


入口の漱石像の前でパチリ。

漱石が亡くなるまで9年間過ごした家があった場所。
空襲で焼けてしまい、現存する構造物は・・・


「猫等の墓」



基礎の一部

以上だそうです。


再現された書斎


「坑夫」以降の名作の数々がここで執筆されました。
夢十夜、三四郎、それから、門、彼岸過迄、行人、こころ、道草、明暗、硝子戸の中・・・




漱石さん
享年49!

最後は漱石山房記念館のホールにてオカタケ・モリシゲ両師匠によるトークショー。
新潮社と漱石の浅からぬ縁などなど。
新潮文庫、最も売れたのが「こころ」777万9千部!だそうです。



そして・・・神楽坂の名店からのお土産多数。
ありがとうございます。

終了後外は夕闇に包まれていました・・・

帰りは早稲田駅。


近くに漱石生誕の地碑発見。

オカタケ組は駅前の元気な中華系居酒屋で本日も反省会!?
乾いた喉にビールが沁みました。。






オカタケ散歩ビルぶら編

2024-10-19 01:46:31 | お散歩


2024.9.28

暑くもなく寒くもなく、ぶらぶらするには絶好の土曜日。
14:00に東京メトロ竹橋駅改札に集合した面々。
今回ののオカタケ散歩は趣向を変え「ビルぶら編」と題し、
近代建築の粋を観て回る算段です。

ちょっと早く着いちゃったんで地上へ出てみると・・・
おお、お濠に掛かった壮麗な「竹橋」が目の前に!





案内板を見ると元は仙台藩の伊達政宗公が竹で作った橋を架けたんだとか。
何枚か写真を撮っていると時間です。
集合場所の「毎日新聞社方面改札」前に戻ると皆さん既に集合。
そうです、改札と直結している毎日新聞社の入った建物が今回のスタート地点の「パレスサイドビル」。




1966年 林昌二の手によるモダニズム建築の金字塔とのこと。
円筒形の部分はエレベーターホールになっています。





これがその内部。
なにやら地球防衛軍の基地の様相。
エレベーターの呼び出しボタンが地面から生えてます。




低層階部分に食堂等を中心としたショッピングモールがありますが、そこにあるこの階段も正にモダニズム。度々映画やドラマにも登場したとのことです。


次に一行が向かったのは歩いてすぐの
「東京国立近代美術館」。




1952年 谷口吉郎の手による幾何図形の美学を追求した建築。
こちらは何と常設展示の観覧は500円(65歳以上はタダ!)だそうで、一行で入館。50分後にミュージアムショップ前に集合ということでひとまず散開、各自観覧します。
途中で気づいたが各部屋ごとに趣向を凝らした膨大な収蔵作品を観て回るのにこりゃ半日は掛かる!
原田直次郎「騎龍観音」、和田三造「南風」、岸田劉生「道路と土手と塀」等今会期展示されている重文作品に見とれているとアッという間に時間に・・・何とか集合時間に間に合いましたが、ミュージアムショップ見れませんでした(涙)
これも途中で気づいたんですが、館内作品の大半は撮影可能だそうで、気づいたときには後の祭り。改めてゆっくり伺いましょう。


この後一行は、竹橋→飯田橋→銀座一丁目→有楽町と電車&徒歩で移動。





1933年 SCR8階建てのネオルネサンス様式 明治屋



京橋の親柱
擬宝珠の乗った立派なもの。1959年に埋め立てられた京橋川に架かっていたのが「京橋」。




対になっているのはランタン付きの親柱。

ここには築地市場が開かれるまで1664年から続く青物市場があったそうです。





そして・・・銀座へやって来ました







これが奥野ビル。
ギャラリーがたくさん入っています。


一階の丸窓とたわわに実った柘榴の木が印象的でしたが・・・
何と!



手動式のエレベーターが現存しています。
上の階数表示板、映画で見たことありますね!?
勿論、電力で動いてますが、人が乗り降りする際は各自が手でドアを開け閉めするんですよ。


そしてまた移動


新橋の駅前SL広場では丁度古本市を開催中でしたが師匠の電池はそろそろ切れてきたようで後ろ髪引かれる思いで物色は無し・・・



 

この特徴的な壁面は「ニュー新橋ビル」。よくニュースでサラリーマンが街頭インタビュー受けてる所です。
 



オカタケ師匠もビックリ。
内部に貼られたタイルは一枚一枚職人さんの手焼き。
階段の横には隙間があって、階下の光や食べ物のいい匂いが漂ってきます。



そろそろ(早くも?)有志による打ち上げの時間ですかね!?
「この辺は庭だ」とのM先輩のエスコートで全員でガード下の居酒屋へ・・・





電車の通過音も乙なツマミかな!?
乾杯前に喉が鳴る。



そしてこの日はオカタケ散歩常連メンバーの直木賞研究家・川口則弘先生の著書「文芸記者がいた!」が先日、本の雑誌社から出版されたのを記念して皆で乾杯!!オメデトウございます。





黒子に徹した新聞、週刊誌等の文芸記者たちが勃興期からどのようにメディアを盛り上げ、今日の文学賞ブームを作り上げたのか?この先の文芸の向かうところはどこなのか?直木賞・芥川賞研究に心血を注いだ著者だからできた労作です。2022~2024年にかけて本の雑誌に連載された「文芸記者列伝」に大幅加筆修正を加え、24の章立てで非常に読み易くかつ文学好きには堪らない裏話の連続となっています。




記念にご署名いただきました!

次は忘年会ですかね?




一年の経つのはほんとに早い・・・






「パーフェクト・デイズ」ロケ地を歩く(追記あり)

2024-06-23 01:55:25 | お散歩
20240601

今回のオカタケ散歩は以前から盛り上がっていました。
ヴィム・ヴェンダース監督の「パーフェクト・デイズ」、昨年、第76回カンヌ国際映画祭にて役所広司に最優秀男優賞をもたらした名作です。そのロケ地を巡っちゃおう、と。

いつものメンバーの中には「8回」観た猛者もいて、「観るたび新たな発見がある」と。私も3月に日比谷シャンテで観ましたが、もう一度観たいな~と思ってるうちに近くでは終了。

役所広司演じる「平山」は、東京の公衆トイレの清掃員。
多数の本と60~70‘オールディーズカセット、鉢植え、布団の他これといった家財もない木造アパート。
日の出と共に目を覚まし、いつものように洗面を済ますと車のキー、コイン、ガラケーをポケットに入れる。玄関を出ると空を見上げ微笑み、缶コーヒーを一本買う。掃除用具を満載した青い軽バンに乗り込み仕事場へ向かう。
いつもの角を曲がるとカセットを押し込む。カーステレオから流れるのはThe Animalsの「The House of Raising Sun」等々。

仕事の合間にはいつもの公園で木漏れ日を楽しみながらサンドウイッチで昼食。
夕方にはアパートに戻る。自転車で銭湯へ行き、いつもの店で一杯。夜は寝落ちするまで布団で読書。
単調だが本当に自由・・・
しかし、ある日思わぬ出来事に彼の心は小さく揺れる・・・

ざっとこのような筋ですが、ヴェンダース監督の細部への拘り、役所広司の感情を内に秘めた演技に心はざわついたり解放されたり・・・とにかく素敵な映画でした。


当日は小田急小田原線「代々木八幡」に14:00集合。



少々歩いて・・・




代々木八幡宮



の麓の「キノコトイレ」。
平山がここで見知らぬ人と往復書簡で○×遊び。


階段を上って八幡宮のベンチへ・・・





平山ベンチでサンドウイッチ頬張りながらパチリ。
「KOMOREBI」








隣接する公園には・・・





「透明トイレ」

人が入ってカギ閉めると全面ガラスが不透明になります。
(冬場は気温の関係で不透明化ができず使用中止と!)

この辺りで劇中では同僚役の江本時生演じる「タカシ」との絡みが秀逸。いい加減なヤツだけどどこか憎めない・・・



公園内・・・


作中ではこの木の下で田中泯演じるホームレスが踊ります。
(写真は田中泯の踊りを再現する師匠)



続いて大きく電車で移動。




JR亀戸駅で下車。


師匠のススメで「パ」とは関係ないが一行は少し離れた「亀戸天神」へ向けて歩きます。

広い敷地内には見事な池やら橋やら・・・
各自15分程散策。




平山も見上げたスカイツリーも近いです。




そして、そして・・・




やって来ました平山アパート。
現在も住んでる方がいらっしゃるので、そ~っと観覧。


この後、さくら湯やあわよくば劇中登場の焼ソバ屋等々訪問プランもあったのですが、生憎師匠の電池切れ。


亀戸駅前までバスで戻り、居酒屋で打ち上げ。

作中では「本」「カセット」が見事な小道具として使われており、あった平山の本棚に○○があった!とか、カセット屋に○○氏がいた!とか何度も見た人の発見で盛り上がり。

作中、重要な本として取り上げられるのがパトリシア・ハイスミスの「11の物語」、ハヤカワ文庫では好評を受けて4月に久しぶりに増刷。古書値がつり上がっていましたが、やっと手に入り読了。観てから読むのも良いが、読んでから観るのもおススメ。

同様、フォークナーの「野生の棕櫚」も中公文庫から昨年11月に出されまして、手に入りました。

幸田文の「木」はホントに泣けてくる。こちらは以前から座右の書です。

名残惜しくも、店の二時間縛りにあい、この日は解散。

翌日予定ありのウチ●は帰宅の途につきましたが・・・
西の方角へ帰る方々は高円寺の二次会でさらに盛り上がったようで・・・


ウチ●は
地元に進出のちゃん系ラーメンで締めました。


ニューともちん
ライス無料で700円。
味も好みです。リピ決定!



追記:その後たまたま読んだ石ノ森章太郎
「佐武と市捕物控 江戸暮らしの巻」ちくま文庫



60年代後期から70年代前期にかけての石ノ森の野心的代表作ですが、作中の「めでたさも中位なり江戸の春」というエピソードに亀戸天神の「鷽替え」という行事がモチーフとして取り上げられていますねぇ~。


追々:本日、太田和彦先生の「居酒屋道楽」河出文庫
を読んでいたら、バスでぶらりと亀戸やら門前仲町に飲みに行く話がありまして、挿入エピソードに昭和23年千葉泰樹監督「生きている画像」(出演:大河内伝次郎・藤田進・笠智衆)という作品を観たら、売れない画家役の笠智衆が、夜の亀戸天神・藤棚の掛かる太鼓橋で意中の娘と会うシーンがあると!
これはまさに上のスカイツリーの写真を撮った辺りですねぇ~