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アメリカにおけるブラック・ゴスペル I   

2008-08-20 00:29:28 | Weblog

 ブラック・ゴスペルの発祥は19世紀の後半あたりにさかのぼる。ブラック・ゴスペルは少数の黒人の間だけで人気が高く、貧乏で小さなペンテコステ・チャーチだけがその真価を認めていたのである。ゴスペル・ミュージックはその貧しい人々の日常生活に喜びと希望を与えていた。しかし、ブラック・ゴスペルはブルースに似ているということから、伝統的で洗練されたバプテストとメソジストの黒人教会には受け入れられなかった。それらの黒人教会はゴスペルに反対したのである。
 シカゴで活躍したブルース&ボードビルのエンターテイナー、『トーマス・ドーシー』(1899~1993)が、ブラック・ゴスペルの父であるとみなされている。シカゴ市はブラック・ゴスペルの発祥地だとみなされているが、フィラデルフィア市とメンフィス市もまた、ゴスペルの影響を受けた都市だ。ドーシーは、ほとんど一人でブラック・ゴスペルを広めた。彼はジョージア州の田舎にあるバプテスト教会の牧師の息子として生まれ、小さい頃にピアノを学ぶ決心をした。しかし黒人に教えてくれる先生は近くにいなかったので、ドーシーは毎週30マイル以上歩いてピアノのレッスンを受けにいったのである。彼は十代の時にsaturday night dance でブルース・ピアノを仕事を始めた神童だった。また、それと同時に彼はその時代の”tent meeting”(テント出の伝道集会)に参加し、次第に黒人霊歌を身に付けていったのである。
 彼は、1916年にシカゴ市に移動し、1921年の夏にピルグリム・バプテスト・チャーチの教会員になった。その年にアメリカの全国バプテスト・チャーチ大会がピルグリム・バプテスト・チャーチで行われたが、はたしてその大会でドーシーは、A.W.ニッくス牧師のゴスペル・ソングをきいた。ニッくス牧師のパワーとスタイルがあまりにも印象的だったので、ドーシーはゴスペルの作曲者になろうと決心したのである。

~ボーカルドクター、タバコについて語る II~

2008-08-12 23:30:37 | Weblog
どうすれば、やめられる?
 まずは、同じブランドばかりを買わないで、毎回違うブランドのタバコを買うことです。こうすると最初の癖がなくなります。次に、自分が吸いたい時には1分待って下さい。待っていることで吸うことが衝動的か自分で選んでいるかが分かってきます。よくあることは、無意識にタバコをすっていると言うことです。テレビを見ながら知らないうちに手に持っている。もしくは、隣が吸うから自分も吸う。1分待っていることで、これは無意識的ではなくて、自分が選んだということになります。
 もし1分待ってあなたの選択がタバコを吸うことであれば、どうぞ吸って下さい。次に、待っている時間を少しずつ長くして下さい。5分、それから10分という具合に。そうすれば、一日に吸う本数が少なくなるはずです。
 ヘビースモーキングを止めると、体に色々なへんかがおこります。それは体が自然の状態に戻るため、体自らきれいにしようと働きはじめるからです。たとえば、タバコをやめた人が風邪を引きやすくなったりします。体にたまったニコチンとタールを外に出そうとしますから。水分を沢山とるようにして下さい。特にビタミンを沢山とるために果物を十分食べて下さい。肌はきれいになり、声がもっとクリアーになります。肺活量も増えてきます。

~ボーカルドクター、タバコについて語る I ~

2008-08-02 18:40:09 | Weblog
日本には、まだまだタバコを吸う人が多いです。タバコの煙から離れることは、時々はできません。これはボーカリストにはいいこととは言えません。逆にとても危険なことです。  声帯はとてもデリケートな膜でつくられています。自由に振動するために、柔らかく湿っぽいままの状態でなくてはなりません。タバコを吸うと、これが出来なくなります。口の中,舌,気管、そして喉頭は粘膜でコーティングされていますが、タバコの煙がそのコーティングを焼き払い、粘液をドロッと粘りのある状態にしてしまうからです。これでは自由に歌うことはできません。  ボーカル教室に来る人は、高い入会金や月謝を払って、そのうえ何で250円でタバコを買って吸うのかーその結果どう言うことになるのかがまだ理解できていません。最初からボーカルレッスンを受けない方がいいんじゃないかと思います。お金がもったいない。どちらか(smokingかsinging)をあきらめたほうがいい。   個人的な経験  次はタバコをやめることについて話をします。私は18歳くらいから24歳までタバコを吸っていました。まだ高校生だった16歳の時に、私はバンドに入りました。バー、クラブやパーティーなどで演奏すると、どうしても周りがタバコを吸っているので、自分も知らないうちに衝動的に吸っていました。その頃のアメリカではタバコを吸うことはみんながかっこいいと思っていました。  私は管楽器を吹いていましたから、タバコをすっても演奏にはあまり影響はでませんでした。途中でキーボードができるようになってコーラスをやりはじめました。それから24歳でリードボーカルを歌いはじめましたが、すぐに喉が痛くなり、良く歌えませんでした。もちろんその頃は歌い方が正しくなかったのですが、タバコの煙が喉の痛みの一つの大きな原因になっていると分かりました。私の場合は毎晩仕事で歌わなければならなかったので、タバコをやめるかやめないかで迷う余裕はありませんでした。喉のために何かしないと次の日が歌えないのです。それでタバコをやめることにしました。  しかし、歌で暮らしていない人はそう言うプレッシャーがないかもしれません。喉が痛くても、仕事は出来ます。ですが、あえてタバコをやめたい人のためにいくつかの方法を教えましょう。 

★観に行って来ましたよ!「Love Sonata/2008.7.29」、素晴らしかったです!!★

2008-08-01 07:42:23 | Weblog


★この「Love Sonata」には期待していたんです。去年、観に行って良かったから☆
昨年(2007年)は、もともと観に行く予定じゃなかったし、気乗りもしなかったんだけど、
直喜先生があんまり勧めるんで、「そんなに勧めるなら…」と思って行ってみたんです(去年の話)。
ところが、予想外に感動してしまって…
胸がジーンと打たれる感動で、終演してもその場を立ち去れないでいました。
この手のゴスペル系のイベントはいくつも観て来たけど、
私にとっては、今までで一番、心に触れられるイベントでした。
最後の光景は、「天国って、こんな所かな…」と思えました。
無条件の愛で優しく包んで、慰め、励ましくれる、
そして自分の心の問題を抱えていた部分に希望のある答えを与えてくれる、
そんなイベントでした。
だから、2008年も期待大で観に行ったんです。

★2008年7月29日にパシフィコ横浜で開催された「Love Sonata」には、
シャイニングライト・ゴスペル・クワイヤーも、
ラニー・ラッカー氏率いるゴスペル・マスクワイヤーとして参加しました。
私は練習に参加できなかったので、観客として観に(聴きに)行きました。
6:00の開演の少し前に到着すると、長蛇の列でしたが、
私は幸いにも2階席で聴くことができました。(なかなか入れなかった人たちもいたみたいです)

★ラニー・ラッカー氏率いるゴスペル・マスクワイヤー、正直な感想として凄く良かったです!
今までシャイニングライトが参加したマスクワイヤーの中で一番良かったんじゃないかな?、と思うくらい良かったです♪
完成度と一致という点では本当に素晴らしかった。(まじで、文句のつけようがないくらい!)
そして、女性の皆さんの声が、とても可愛らしく聴こえました。
(強いて言えば、音響の人がもっと音を上げてくれれば、もっと良かったです)
ラニー・ラッカーさんの指導力も素晴らしいと思いましたが、
そのように歌えた皆さんも素晴らしい! と思いました。

★その後で別の聖歌隊と楽団によるしっとりと静かな賛美歌があって、第一部が終了しました。
第二部は、韓国独特の打楽器を叩く人たちが、首を左右に振りながら一心不乱に演奏するので始まり、
ブレイクダンスの人たちが出て来て、いろんな離れ業を披露しました。
このダンスグループが打楽器の人たちと掛け合いをするのには、食い入るように見入ってしまいました。(こういうの好きだから)

★そして、私が2008年の「Love Sonata」で最も素敵と感じたうちの一つは、ユ・スンジュンさんのライブでした。
バックダンサーを率いての歌とダンスだけなら、ただカッコイイだけの巷のヒップホップ・アーティストと変わらないのですが、
彼のライブを素晴らしいものとしていたのは、何よりもそのTESTIMONY (証し) でした。
歌の合間に語られる彼の証しは、本当に純粋で純真なものでした。
世の中のほとんどの歌手たちは、自分が注目を浴びて満足するために、自分の栄光のために歌っているのですが、
彼はそうではありませんでした。
ユ・スンジュンさんの人気が出たのは、芸能人らしからぬ純粋さと実力のためだと聞いていますが、
今の若い人々は、こういう自分に無いものを求めて、心惹かれているのだと思います。
彼を輝かせていたものによって、私の心は喜びを覚え、大いに満足しました。

★また彼が、「自分の幼い頃からの夢は俳優になることで、
ジャッキー・チェンと会うことができて映画に出演する道が開かれた」と語った時には、
神様は人の心の中に夢を与え、その夢を実現させてくださる方なんだなぁ、と思いました。
ジャッキー・チェンの会社と専属契約を結べたことはすべて神様のおかげだと純粋に感謝している
ユ・スンジュンさんの出演するアクション映画を私も是非観てみたいです。

★話は変わって、続いてのゲスト、
喉の癌で一度声を失ったベ・ジェチョルさんというテノール歌手が、復活の舞台として賛美歌を歌うのを聴きました。
彼の越えた苦しみ、そして今直面している苦しみのすべてを超えて、
奇跡を実現させてくださる愛の御手が彼を支えていることを感じました。
きっとこの人は、以前持っていた歌声に遥かに優る新しい歌声で歌うようになり、
以前にも増して多くの人を感動させることになるだろう、きっとそうなるに違いない、と私は信じました。

★じつは私は、この「Love Sonata」の日には、いつになくひどく落ち込んでいたんです。
自分の失敗により、自分が自分を責める思いやら、思い煩いで打ちひしがれていました。
そんな状態だったので、「Love Sonata」を楽しみながらも、心の奥が辛かったんです。
でも、この「Love Sonata」を観ている中で、
こんな状態の私を、なおも大きな広い心で包み込んでいる「存在」を感じていました。
そして、この復活の舞台を踏んだテノール歌手の人の歌と証しを聴いている時に、
私は自分の心が癒されていくのを感じました。
涙が頬を伝いました。

★それから、麗しい歌声のソプラノ歌手キム・ヨンミさんの歌があって、
ハ・ヨンジョ牧師牧師のメッセージがありましたが、
メッセージは去年お話を聴いた時よりも、もっともっと心に響きました。
皆さんにも是非、聴いてほしいです。

そして最後は、私の好きなハン・ヘジンさん(「朱蒙/チュモン」のソソノ役)ら、韓国の芸能人の方々が歌い、
会場の人々も自分の夢を紙ヒコーキに書いて飛ばしました。

私は思いました。―
★「Love Sonata」では、どうしてこんなに愛を感じることができるんだろう、
こんなに慰められるんだろう。
―そう思う時、
このイベントを企画した韓国の人々が、どれほど私たちのために真剣に祈ってくれたのだろう…と思わされます。
遠く海を隔てて私たちを覚えて祈ってくれている人たちがいる。
その愛と祈りに神様が応えてくださっているのだと心から思います。

★そして、今回「Love Sonata」に行きそびれた人やまだ行っていない人は、
是非ぜひ行ってみてほしいと思います。

心の中の寂しさや悲しみが癒され、きっと慰められることでしょう。
笑えないような状況を通っている人も、きっと笑顔を取り戻すことができるでしょう。
そして、音楽以上に素晴らしい何かをきっと感じることができるでしょう。
また来年、たとえ会場が少々遠くても、
日本で「Love Sonata」があるなら是非、観に行きたいと思っています。