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Fate/stay night [Unlimited Blade Works]2nd感想。理想を抱いて溺死、しない

【ネタバレ】
2015年春アニメの感想の続きです。

◎「Fate/stay night [Unlimited Blade Works]」
(ふぇいと すていないと あんりみてっど ぶれいど わーくす)(2ndシーズン、全13話(13話から25話)。1stシーズン(2014年秋)は0話から12話。合わせて全26話。)

総合評価4点(5点満点)

セイバーの拷問シーンが長すぎたとか、士郎がギルガメッシュに何故か勝ったところとか、ひっかかるところがあるので減点です。
Unlimited Blade Works(無限の剣製)は剣の複製能力で、士郎の能力。
本来は凛ルートの物語のはずですが、アーチャールートと言ってもいいくらい、アーチャーが重要でした。
全体として、シリアス系で、少しのコメディやラブコメも欠かさず、バトルもなかなかで、いい塩梅でしたし、多くの人が楽しめると思います。


衛宮士郎(えみや しろう)(cv杉山紀彰)、セイバー(cv川澄綾子)、遠坂凛(cv植田佳奈)、アーチャー(cv諏訪部順一)、ランサー(cv神奈延年)、ギルガメッシュ(cv関智一)、キャスター(cv田中敦子)、イリヤスフィール・フォン・アインツベルン(cv門脇舞以)、間桐慎二(cv神谷浩史)言峰綺礼(cv中田譲治)など。


東京アニメセンターにて。





○ 13話。前回キャスターに捕まったセイバーがエロいポーズとエロい表情と少しエロい声で耐えている様子は、ドSな性的仕打ちに耐えているドMのよう。このアニメでそこまでのポーズや表情や声にすべきではなかったです。

アーチャーが凛を裏切ってキャスターをマスターに選んだのは裏がありそう、というかあると思いたい。あることはありましたね・・・

○ 14話。ギルガメッシュを倒すためにイリヤに協力を要請するためにイリヤ邸に正面から入る士郎と凛。13話とはうって変わって、少しコミカルなイリヤは2人を歓迎しています。

でも、ギルガメッシュがやけに簡単にイリヤ邸に入ってきていたのはギルガメッシュだから良いとして、イリヤの世話をしているリーゼリット(cv宮川美保)とセラ(cv七緒はるひ)がやけに簡単にギルガメッシュのマスターである慎二をイリヤ邸に強制的に呼び寄せることができたものだな、と不思議に思い。
2人はギルガメッシュに瞬殺でしたが。それを見て怒ったイリヤは13話の怖くて冷酷なイリヤでした。

○ 15話。イリヤがやられました。幼少時のつらい記憶を織り交ぜながら、それを補うかのようなリーゼリットらのイリヤへの忠誠心を描きながら。ギルガメッシュ強過ぎ。
ギルガメッシュは油断し手を抜いていたとはいえ、24話で士郎が勝ったのが不思議で不自然なくらい(いや、22話で凛から力を得たとは言え、実際、不自然なのですが。)。

○ 16話。士郎はイビツで十分に壊れている、自分より他人を優先する士郎に自分が一番大事だとイライラする凛。この辺のやり取りは、士郎が好きだからこそイライラする凛でもあり、表情はラブコメ。
全ての人を助けたいと言う士郎ですが、それは不可能なのですけどね。

キャスターを倒すため、ランサーが凛と士郎と共闘することに。
士郎が「仲間だからって、気安く遠坂には近寄るな。」「遠坂はやらないからな。」と、遠坂を気に入っているランサーに言いましたが、まさかの告白と凛は受け取りましたが、士郎がどこまでそう思って言ったのかは少し曖昧ですが凛を好きなことは好きなようで。

○ 18話。アーチャーは士郎を殺すことだけが目的。セイバーが凛と契約して戦い、アーチャーが引き上げると。セイバー、ようやく白いドレスからいつもの戦闘服に。セイバーはこの方がいいです。

19話。アーチャーは、未来の士郎が英霊として現在にやってきたと。理想主義な士郎の理想が叶わずに絶望した結果がアーチャー。理想を絶対に諦めないないから諦めたアーチャーは未来の自分ではないと言う士郎でしたが、今の士郎が未来で英霊になった姿がアーチャーという設定なのですから、先のことは分からないですね。

アーチャーが言葉のやり取りの中で士郎に賭けてみようとでも思ってワザと負ける以外、1対1で士郎が勝てる理由が見当たらないのですが、、、そのように勝つのでしょうね。

○ 20話。ランサーが実は生きていて、綺礼を倒すと。少しだけ力が残っていたというのもアレですが、あっさり倒された綺礼というのもアレでしたが。また、呼んでもギルガメッシュが現れなかったのはマスターの慎二に嫌気がさしていたのでしょうけれど、その慎二を倒さずに逃がした凛というのも、甘いな、と。ギルガメッシュに勝つ具体的で確実性の高い他の方法があったのであれば別ですが、無かったようですし。

アーチャーへの魔力の供給が途絶えて、でもまだアーチャーの方が力がありそう。それにしても、アーチャーは手を抜いていますね。

7話でアーチャーが士郎に「さらばだ。理想を抱いて溺死しろ!」と言っていましたが、自らへの言葉でもあったわけですね。一度理想を持ったアーチャーなので、それを捨てきれていないから、捨てたい自分を否定してほしいから、士郎との戦いで手を抜いているアーチャーということでしょう。

21話。予想通り、士郎の勝ち。
さて、慎二がギルガメッシュに、ブクブクと泡みたいに体が膨らんで破裂させられたように見えましたが、笑うしかない。。。

○ 22話。ギルガメッシュに勝つ可能性を求めて、凛から魔術刻印を移植してもらうところ、デレたりツンしたりの凛が可愛く、鈍感な士郎はやはり鈍感で。

2人の声が聞こえているのかいないのかは不明ですが、凛が士郎を好きなことは知っているセイバーが1人で月夜に微笑むところが、また凛々しくも可愛かったり。

○ 23話。ギルガメッシュは雑種である士郎を相手にして本気になったら王としては負けということで、手を抜いて、士郎を適当にあしらうと。
その間に慎二を救い出す凛でしたが、ギルガメッシュが言うように、殺さないとダメでしょ。まるで余裕のない状況なのですから。

○ 24話。士郎がギルガメッシュを倒しましたが、油断していたとはいえ、何故かアーチャーが一時的に復活するなど都合が良すぎ。セイバーは聖杯を壊して消え、凛も慎二も助かり。
細かいことを考えなければ楽しい戦いでしたけれど。

○ 最終25話。2年後、イギリスでの学生生活。士郎と凛は深い関係になったとしか思えない雰囲気なのですが、2人きりでもこれまでどおり、「衛宮君」、「遠坂」、と苗字で呼び合うことがほとんどであるというのは・・・もしかしたらそこまでの関係ではない線を残しているのか、いまさら下の名前で呼ぶのは恥ずかしいというだけなのかどうか。

イギリスに行く前の回想、慎二も生きていたのは予想通りですが、アレですけれど。

・ ED後、アーチャーが「答えは得た。後悔はある。やり直しなど、何度望んだか分からない。この結末を未来永劫、衛宮は呪い続けるだろう。だがそれでも、俺は間違えてなど、いなかった。」と。

最終話は、理想を抱いて溺死、しそうにない、静かなハッピーエンドということです。
その時の背景からしても、理想が叶わなかったアーチャーの外形的な未来は変わっていない様子ですが、その現実にアーチャーの気持ちの上で整理が付いているので。


○ アニメジャパン2015にて。









【shin】
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