コピーライターを目指す人の日記

言葉と、人と、文章を書くことが、僕はきっと好きです。

「充実感」を軸に。

2014-04-27 23:22:02 | 日記
お金を儲けている人に対して
日本人はあまり良いイメージを持っていない。

こんな書き方をすると
さも海外に詳しいような言い方なので
嫌なのだけど、
ビジネス書等ではよく言われていることだし、
テレビを見ても周りにいる人を見てもそれは感じる。

お金持ちに対してそうでない人たちは
「ズルい」とか「嫌味ったらしい」とか、
傍から見ても結構恥ずかしい嫉妬心を露わにしている。
ような気がする。


僕は大学時代からビジネス書を読むことが好きで、
読書量は多い方だと思う。
社会で活躍している人たちの考え方にできるだけ
触れてきたつもりだ。
そして至った結論は
「お金を儲けている人は偉い」ということだった。

年収の高い人は、
世の中により多く貢献し、
また必要とされ、
人間としても優れた人が多いのだと。


ただ、今日思ったことがある。

「お金」や「成功」や「安定」は
万人とまでは言わなくとも、
僕を含め大多数の人にとって大切なものだ。
それは間違いない。
だけど、
それを軸に、目標に生きてしまうと
少し違うかもしれないぞ、と思った。

お金を稼ぐために
意にそぐわないことを繰り返して生きたとしたら、
それが「成功」であり、お金を沢山手に入れた、としても、
幸せな人生と言えるだろうか。


ここまで書いてみて具体性に欠けるから
本当は書きたくなかったのだけど、例を書いてみる。

広告業界では
競合の時、どんなにクリエイティブが優れていても、
他社が出す「社長や担当者が好きな芸能人を出演させる」という案に
あっさりと負けてしまうこともあるのだそうだ。

(まだこの業界にいない僕が
知った顔で書くべきではないし、
非常にかっこ悪いのだけど、
このブログを読んでくれている人に
「結局こいつは何が言いたいんだ?」と
思わせるのも気がひけるので書きました。)


この場合、正義はそれぞれにあると思う。
「仕事とはお金儲けなのだから、会社のために契約を勝ち取るのだ」。
「本当にクライアントを思うなら芸能人じゃなく、長期的に商品が売れる広告を考えるべきだ」。

僕はどの立場を取るか
語るレベルにすら達していない人間だと思うから、
僕の意見は言わない。
というか言えない。


ただ、こういう話を聞いて思うのは、
前述の通り、
「お金」や「成功」を軸に考えて生きると
何かを見誤る危険がありそうだ、ということだ。

自分が何かに対して
純粋な気持ちで真っ直ぐに向かっていける
ということは素敵なことだ。
甲子園球児なんて、その最たる例だ。

ならば何を軸にしていくのがいいのか。
僕は「充実感」ではないかと思った。

「成功」とは無縁の言葉だ。
(無縁は言い過ぎかもしれないけど。)

人が何かに向かっている時は
充実しているはずだ。
充実感があるということは
その先に待つのが成功か失敗かは関係なく、
幸せな状態であるように思う。


自分がそれをしていて充実していると思えること、
充実していけそうだという方向に進むこと、
充実できそうな人と関わっていくこと。

「充実感」。
それが幸せになるためのキーワードかもしれない。
今後は「充実感」を軸に物事を考えていくと
いいかもしれないな。
と、そんなふうに思ったのでした。

今日は少し、嫌味ったらしい文章になってしまったかもしれません。
不快な気持ちにさせていたらすみません。

きっと、僕が思っているよりも
学ばなければいけないことは多いなあ。

明日の座右の銘は
「充実感を軸に。」

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (オクー )
2014-04-28 09:48:18
社長が好きな芸能人で、
自分の好きな表現をする、
というのが一番ではないでしょうか。

コンペにしても何にしても
傾向と対策は必要だから、
それを意にそぐわないと言ってしまったら
なにもできない。
様々な規制のある中で自分のやりたいことをやる、
そこに充実感を見出していくのが
現実的な生き方のような気がします。

って、シンさんの意を汲み取って
ないような気もするコメントだけど。
返信する
Unknown (シン)
2014-04-28 23:57:22
オクーさんのおっしゃるとおりですね。
もちろん、「意にそぐわないからやらない」
というスタンスをとるつもりはありません。

規制のある中で作り出す面白さも
コンペを通して実感してきているところです。

糸井さんが
「クリエイティブがイニシアティブをとる」
ということの必要性を感じられ、
実践していらっしゃるということに、
感動してこういう日記を書かせていただきました。
まだまだ僕の「伝える力」不足ですね。
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