ラブレア@ロサンゼルス

南カルフォルニア大学(USC)でのMBA生活や家族三人でのロスでの生活の様子をお伝えします。

1号沿いの帰路@Piedras Blancas

2005-06-02 20:15:14 | Weblog
ヨセミテ3泊、サンフランシスコ2泊、ナパ2泊そしてカーメル1泊の旅もとうとうおしまい。せっかくなので海沿いの1号を走って帰ることにしました。

1号は海沿いだけあってくねくね道でアップダウンも結構あります。制限速度が20マイルくらいのカーブもたくさん。しかも午前中は霧で視界も悪くなかなかハードなドライブとなりました。運転手の僕にとっては「運転」そのものがハードなんだけれども、JUNにとっては「車酔い」という辛さがあったようです。視界が良好になり、道もゆったりとしてきた頃にたまたま発見したView Pointで停車。結構たくさん車がとまっていたので、もしかしたら何かあるのかなーというのも理由。運転中に海岸に「何か」が見えた気がしたのも理由です。

停車してもJUNは車酔いでぐったり。一人で様子を見に行くと「何か」がいました!!そうアザラシです。海岸でのんびりと寝そべっている数頭のアザラシを発見して、慌てて車に戻りRENを連れ出しました。RENはアザラシを見て大喜び。海の中で泳いでいるのもいました。そうこうしているうちに、JUNも復活して車から降りて来ました。

「アザラシだよ!!」と家族3人大盛り上がり。ついでに大量のリスもいてこれまたビックリ。

案内版のある方に向かって歩いていってみると、びっくりが3乗くらいに。なぜって、驚くほど大量のアザラシが寝ているではありませんか。先ほど数頭ではしゃいでいた僕らが笑えちゃうくらい。寝そべっているアザラシたちは体を寄せ合ってそして体に砂をかけて寝ています。きもちよさそーな顔してます。起きて海に向かうものもいますが、途中で疲れたのか止まってしまっているものもいます。そして、”あざらし臭”も体験!結構すごいっす。

案内板によるとここにいるのはElephant Seal(ぞうアザラシ)のようです。ゾウアザラシはその良質の脂肪(50%が脂肪)のため乱獲にあい、一時は絶滅の危機に瀕したそうです。1990年代から始まった保護政策のおかげでから頭数が増え、今ではPiedras Blancasをはじめとした海岸沿いに生息するようになったようです。ゾウアザラシが写真のように海岸で集団で寝そべるのは、繁殖を行う数ヶ月のみのようです。子供は最初のうちは寝てばっかりとか。人間の子供と一緒だね。

車の旅は結構つかれます。この日も10時前にでて色々立ち寄ったこともあり、家に着いたのは夜の8時ちょっと前くらい。でも、サンフランシスコに向かう途中の風車や、今回のアザラシなど予想しなかったことにめぐり合えるのも車ならではの面白さ。いつも車でって訳にはいかないけれども、そんな楽しさを感じた旅でした。また、自然保護に対するアメリカの姿勢を体感することもできたかな。