霜里農場日記

こんにちは、霜里農場日記です。
日々変わる農場の様子を面白おかしく、お伝えすることができればと思います。

バイバイ村山さん

2013年02月28日 | 雑記

今日はすっかりポッカッポカ陽気。

梅の花も咲き始めました。

 

そんな春の訪れを感じる中、本日、短期研修生の村山さんの研修最終日です。

4月からは、金子さんが副理事を勤める日本農業経営大学校(http://jaiam.afj.or.jp/)の一期生です。ガンバ!!

 

2ヶ月弱という短い間でしたが、お世話しました。

手前、右から2人目が村山さんですね。

 

では最後になってしまいましたが、村山さん。自己紹介をどうぞ!

 

(以下、村山さんが研修中に書いた自己紹介文です。)

「初めまして、今年の1月8日から霜里農場でお世話になっている、研修生の村山周平と申します。

現在、同じ埼玉県内にある獨協大学の4年生です。何か間違いが無い限りは、2ヵ月後の3月末で卒業予定です。そして4月からは金子さんが副理事長をされる、農業経営大学校に進学予定です。

霜里農場での研修が始まってから、まだ2週間ほどではありますが、他ではなかなか体験できないような貴重な体験をさせていただいております。大学生活とはまた違った楽しさがあり、毎日がとても充実しているように思います。

 

特に印象に残っているのは研修2日目に、カモを生まれて初めて捌いたことです。この時は正直、楽しい思いはありませんでしたが、食物の大切さ・尊さを考えさせられました。私たちが毎日する食事であったり、生活というのは、多くの生き物の犠牲の上に成り立っているんだ、ということを改めて感じました。

食物の大切さ・尊さとは、そのまま人間の大切さ・尊さという風に言い換えられると思います。

金子さんが作る作物のように、本物の食べ物を食べることによって、人は本当に健康や元気を得ることができるのではないでしょうか。

 

将来、自分がそんな作物を作れるようになるために、今は日々精進あるのみです。みなさん、何卒よろしくお願いいたします。」

 

こんな村山さんでしたが、作業着に長靴といういでたちで電車に乗り込み、帰っていきました。

大物になりそうですね。

 

お互いがんばりましょ。

 

さおとめ

 

 


今日はシカ!?

2013年02月24日 | 農業

最近の霜里は豪勢な料理が続いております(もちろん、野菜に関しては365日ごーせーですが)。

 

今日の料理はこちら!どーん。

こちら鹿肉でございます。めちゃうまそうですね。

 

しめて、こんな感じの食卓になりました。

立っていらっしゃるのが、鹿を持ってきて料理して下さった古谷さんでございます。

左隣に座っている元研修生のナナさんの紹介で来て下さいました。

 

では、さっそく食べてもらいましょう。

 

本日、霜里の歴史を作る奇跡を起こしました(後日、詳しくお話します)こーじさん、どうぞ。

おぉー、鹿肉から後光が差しておりますね。うまい!

 

そして極めつけはこちら。じゃーん。

鹿肉の刺身。昨日、落とした鹿なので新鮮そのもの。冷凍なんかしておりません。

 

これが、うまーい。生肉とは思えないほど、臭みは全くなく、口の中で溶けて行きました。

 

イヤー幸せな一日でございました。

食事中は、古谷さんに猟師の世界の厳しいお話もしていただいて、大変勉強になりました。

 

どうもありがとうございました。

 

さおとめ

 

 

 


華うーどん!!

2013年02月22日 | 農業

今日はすごかった…。こんなうまいうどんは初めて食べました。ホント、うまかった。

うどんって小麦の味がするんですね(考えてみれば当たり前だけど)。

 

いやー、このうどんのつくり方はぜひ覚えたい。

うちのお嫁さん、うどん大好きだし。

 

ではそのあらましを…

 

本日、霜里にうどん屋さんが登場しました!!じゃーん、アライさんです(奥の方ですね)。

 

ご紹介してくださったのは、お隣にいます、「とうふ工房わたなべ」の渡邊社長。

お話を聞くと、霜里の小麦を渡邊社長にもらってうどんをつくったところ、この小麦は「神の粉だ!!」と感激されて、本日いきなりいらっしゃったとのこと。そして、自分のうどん作りを広めるために、なんとうどんの作り方の実演をしてくださいました

 

うどん屋さんが、いきなり農場に現れて、そして実演。

こちとらわけもわからず見ていたら、…すごかった。超スピードでうどんができていきました。

 

こんな感じでございます。

あまりに早すぎて、ついていけなかった。どうぞ雰囲気だけ味わってくださいまし。

 

まず水を入れます。上からジャーと一気に、蚊取り線香のように渦巻きに。

 

そして、ぱっとやります。エイヤーット。

 

そしてそのままバッバとやって、最後に丸めます。

 

ほいで四角く、広げます。10いって、8もどーるという感じで。

 

んでもって、切ります。寄せて、上げて、押して、切る!!

 

できました。なんとここまで、わずか10分!!早すぎて、わけがわからなかったっす。

1kg分の小麦を使って、約6人前くらいです。

 

そしてそのままキッチンに直行~。

 

そこに待っていたのは日本一売れているおとうふ屋さんの社長さん。

霜里のキッチンでうどんを茹でてくれました。貴重な絵ですね。

 

3分半茹でて、出来上がり。

 

では、村山さんどうぞー。

 

どうすっか、お味は?

 

驚きのコシと味!!イヤー皆さんにも食べてほしい。

 

そんなうどん屋さんアライさんのブログがこちら。

http://hanaudon.at.webry.info/

 

そして、詳しいうどんのつくり方はこちらを。

http://www.youtube.com/watch?v=8E-5Yj-NovQ

 

あと、今回うどん屋さんをご紹介してくださった渡邊社長のお店はこちら。

http://www.11-12.co.jp/company.html

 

こちらのおとうふも絶品。霜里(と下里地区)の大豆を使ってくださってつくったお豆腐もあります。こちらは大人気。

土日は、東京からお客さんが大勢いらっしゃって、めっちゃ混むお店です。

 

いやー、それにしても、こんなうまいうどんは初めてでした。

ご馳走様でした。

 

さおとめ


初物

2013年02月18日 | 農業

こちら初出荷のイチゴでございます。

じゃーん。

 

今年は例年に比べて収穫が1ヶ月以上遅くなりました。暖かい秋のあとに、一気に寒い冬を迎えたので、なかなか難しかったのですね。

白菜や大根も苦戦しましたし。

 

有機のイチゴというのはめちゃ難しく、金子さん家では様々な技を駆使しております。

 

例えば、

ニラを混植して、イチゴの根に絡ませて、拮抗菌に働いてもらうとか…

 

麦をハウス内に植えて、ムギクビレアブラムシ(イチゴには害を及びません)をわざと発生させて、天敵のテントウムシをおびき寄せ、ついでにイチゴのアブラムシを食べてもらうとか…

 

確実に交配するために、ハチをハウス内に飼うとか…

 

ここまで手を尽くしてもムズイのがイチゴさんでございます。

 

今日収穫したイチゴは、ずっと前から予約していた消費者の方のもとへ。

 

数日前にできた初物のイチゴは、仏様に上げた後、みんなでいただきました。

1個を、12人でね(!?)

 

聞きました。1個を12等分ですよ。

有機農業の第一人者と呼ばれる金子さんが初物のイチゴを、当然のようにスタッフや研修生と12等分にして食べているんだから、すごいものです。

 

金子さんの凄さはこういうところにもありますね。

 

どっかの勘違いしている世間のバカ社長に聞かせてやりたいものです。

 

さおとめ


ふっかぁーつ!!そして、大工。

2013年02月17日 | 農業

鳴りやまぬ轟音(頭痛のことです)。

冷めることを知らないフィーバー(高熱ですね)。

辛かった。あー、とても辛かった日々。

 

しかーし、明けない夜はなーい!!インフルエンザよさらば!!風と共に去れー!!もーくんなー。

 

ということで、被害者研修生3名という猛威をふるったインフルも消え去り、落ち着きを取り戻したここ霜里です。

ブログも再開いたします。

 

さて本日の作業は大工!!鶏小屋の増築です。

 

なんてったって、霜里が育てる人間は「百姓」。大工は、超重要技術です。

 

小屋建設の第一歩は水平を出すこと。

 

これができてないっと、向こうの柱は低かったり(さおとめのように)、あっちの柱は高かったり(こーじさんのように)したりしてしまって、しっかりとした建物ができませぬ。

 

やり方はいたって簡単。といっても言葉で説明するのはチョーむず。さおとめにそんな表現力はありませぬ(でもまぁ、書こう)。

 

まず、だいたい柱を立てるところの外側に杭を打ちます。

 

そして、細いホースに水を入れて、片いっぽを固定(これは水盛りのためのバケツが売っております、写真撮り忘れました)。

 

そしてもう片いっぽのほうの水が張ってある位置で、杭に次々に印をつけて行きます。

 

こんな感じですね。

 

ホースのなかのホースの中の水の高さは常に一定なので、印をつけたとこを糸で結べば、なんと水平でーす。

 

あっとこちらは、木の皮を向いているところですね。これでシロアリさんの侵入を防止するのですね。

 

さおとめは、独立したら農作業と並行して、まず作業小屋づくりします(農地法に引っかかんない程度にね)。

 

しっかりとここで技術を習得いたします。

 

さおとめ