新名眼科 院長日記

日本眼科学会 ①



先週は東京で行われた日本眼科学会に出席してきました。

どこの会場も満員でした。
少しずつここに書いていきたいと思います。

まずは神戸で計画が進んいでいるiPS細胞を使用した網膜色素上皮細胞の臨床実験についての報告です。
現在6人に行われる予定です。

実際には皮膚の細胞から網膜色素上皮にするのに7か月かかるそうです。
これを普及させようとすると、現実には費用と時間がかかりすぎるとのことでした。

当初、人の網膜色素上皮では拒絶反応がないのでは と考えられていましたが、カニクイザルでの実験で拒絶反応が確認されました。

普及させるためには拒絶反応がない色素上皮を確保する必要があります。
人の組織抗原性(HLA)に分けて作成することで普及することができないか、実験を続けられています。
今回の臨床実験の計画はあくまで安全性の確認であり、視力の回復を期待するものではないということでした。
実際に視力改善のための応用はまだ先のようです。
各方面で進歩しいます。
夢のような治療が実現するのを待ちたいと思います。
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