新名眼科 院長日記

光治療

秋雨前線の影響で雨の日が続きますが、今日は天気がよさそうです。
ただ、夜からはまた雨のようで、週末から来週は台風の影響も出そうです。



がんに対する治療は本当にいろいろあり、一昔前とは全然変わってきました。
今回頭頚部癌に対して新しい治療法が報告されました。

米国立衛生研究所(NIH)の小林久隆・主任研究員らが開発したものです。
がん細胞だけが持つたんぱく質に結びつく性質がある「抗体」に、近赤外光を当てると化学反応を起こす化学物質を付けた薬剤を患者に注射し、体外からや内視鏡を使って近赤外光を患部に当てることにより薬剤が結びついたがん細胞の細胞膜が破壊されるというものです。

米ラッシュ大などが米国内で実施した最初の治験の結果がまとまり、頭頸部がんの患者8人中7人でがんが縮小しました。
3人はがんがなくなり、治治療自体による重い副作用はありませんでした。

小林さんは「今回は最低限の治療だったが、他に治療法がない3人の患者が完治したことは大きな成果だ。繰り返し光を当てたり、薬剤を再度投与したりすることで治療効果は改善できる」と話しています。

日本でも近いうちに治療が始まるようです。
これから治療の適応などが検討されていくはずですが、成績に期待です。
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