しまりすのひとりごと

あちこちぶつけまくり、転びまくりながら生き続けるしまりすのひとりごと。
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「虹」

2006年05月20日 21時19分32秒 | 
ほら ごらん 虹が 空へと 還ってゆくよ ------------------- 虹をみたのは本当に久しぶりでした。 不思議なくらいわくわくして興奮してしまうものですね。 ほら、虹!虹!!って、 車から指差して色んな人に教えてしまいました。 何だか急に元気になっちゃったりして。 神様からの素敵な贈り物でした。 . . . 本文を読む

「無敵の恋」

2006年02月15日 18時50分43秒 | 
ゆみこはストーカーに憧れている ストーカーになるくらい愛するってどんなことだろうって、 ばかみたいに夢見がちな瞳で 毎日そんなことを言っている ふみこが憧れてるのはバツイチ 将来なりたいものはなにかって面接で聞かれて バツイチです、ってにっこり笑って答えて落とされた たかこは花火職人に憧れてる はっぴを着て大きな筒で自分で作った大玉を 打ち上げるのが夢だという いつかはきっとって 無いもの . . . 本文を読む

2006年02月04日 00時17分34秒 | 
あなただけが この暗い夜に点された たったひとつの灯り そう思えることが 私にはたくさんあって あなただけが 寄る辺無く沈んでゆく絶望の湖に垂らされた たった一本の光る糸 そう思えることが 私にはたくさんあって ただただそれに すがりつき しがみつくしかできないような 心細く 哀しい哀しい夜に あなただけが いつも優しく光る . . . 本文を読む

「雪のカーテン」

2006年01月21日 16時42分51秒 | 
あんまりにも雪がどんどん降ってきて 隣で君がとても寒そうに かじかんで赤くなった手に息を吹きかける それだけでもかなりきついのに さらに君が 雪に足を取られて転びそうになるから 思わず抱きとめてしまったじゃないか それからそのまま握った手を離せずに 無言で歩き出す どうして君は何も言わないの 握ったままの手を離さないの 世界までが息を潜めてる 僕の心臓は今にも口から飛び出しそうなのに . . . 本文を読む

「ひとりぼっちのバースデー」

2006年01月16日 21時18分34秒 | 
あの娘と彼と私 いつの間にか一緒にあそんでた あの娘の誕生日にぐるぐる回るターンテーブル ビールで乾杯 彼の誕生日にはあの娘とサプライズ 余りにも驚いた彼は ちょっと悔しそうに次は君の番だと笑った 楽しかったね私たち やがて知らぬ間にふたりはつき合いだして いつのまにか私の前からいなくなった ひとりでむかえたバースデー ハッピーバースデー・トゥ・ミー まあ人生なんて多分 こんなことの . . . 本文を読む

覚えていて

2005年11月16日 23時36分07秒 | 
覚えていて 覚えていて わたしがいたこと わたしという人間が存在したこと わたしと過ごした時間 わたしと笑ったこと わたしと行った場所 わたしという人間がいて あなたという人がいて わけあった時間 わけあった想い わけあった喜び わけあった哀しみ 忘れないでという言葉より強く 覚えていて 覚えていて どうか 覚えていて . . . 本文を読む

風の少年

2005年09月29日 14時23分00秒 | 
あの日 私に夢を語った少年 まるで 風が吹いてくるかと思った まっすぐな瞳で 遠くをみつめて やがて少年は 大人になり 夢を忘れた 違う幸せを見つけて 穏やかであたたかな 日々を送っている それでも あの日の少年は 今も 私の胸の中に生き続けている 何からも自由になって 夢見たままに かけて行けるように 今 解き放つ 風の少年 . . . 本文を読む

あなたがすき

2005年09月03日 10時54分50秒 | 
あなたがきらい あなたなんかだいきらい そう言える幸せ そう言っても 去っていかないことを知っている幸せ あなたがすき 胸がくるしいほどすき そう言ったら 去っていってしまうことを知っている哀しみ あなたがすき ほんとうはあなたがすき そう言えない事の苦しみ . . . 本文を読む

あれが最後

2005年08月19日 04時08分59秒 | 
ほんのささいな一言だったのに すぐに仲直りすると思ったのに 結局あれが最後になった たくさんの約束も まだまだしてあげたかったことも 全部全部 夏と一緒に過ぎていった 意外に人生なんて そんなものなのかもしれない 脆いものなのに いつもは気がつかないでいる だからたまにこうやって あまりにも鮮やかに 足元をさらっていくんだ 大好きだったのにな あれが最後になるとは思わ . . . 本文を読む

プラットフォーム

2005年07月14日 16時34分20秒 | 
。 さよならまたね ぎゅっとした後で 君は右側 僕は左側 階段を下りてまたこんにちは なんだかちょっと照れくさくて 時々ちらりと顔を見ては また戻して 線路の向こうのプラットフォーム 歩く君の速度に合わせて 柱で君が見えなくなるたびに わけもなく不安になる 次の柱の影から 君が出てこなかったらどうしよう ひとつひとつ 君の歩調に合わせて 君は右側 僕は左側 真ん中まで来て 君が . . . 本文を読む

灯台

2005年02月07日 16時30分23秒 | 
どんなに周りが騒いでいても 噂や 陰口や そういう つまらないことに心の力を使っていても どうしてだかあなただけ いつもそういうことから自由に見える ひとり いつも 胸を張り 涼やかに まっすぐに前を向いて立っている 灯台みたい、って いつも思ってた 私には見えない遠くを 見ているのだと 苦しくて目を上げると 確かなあなたにいつもほっとさせられる あなたのように 立っていられたらいいの . . . 本文を読む