奥只見湖のはしっこで・・・。

　夜中にムクッと起きた時、御池の先、道はドコヘ行くのだろうと、地図を見ていたら、どうも奥只見湖のほうへと続いているらしい。
　それじゃあ、行ってみよう！と、翌朝、車を走らせました。桧枝岐村が「よく　きらった」と、また出迎えてくれ、御池を越え、狭いミチをクネクネと・・・。
　御池から３０分ほど走ったでしょうか。着いた先は、なんと！

　「大雨の為、通行止め」　！！！！！

　たしかに、御池を越えたあたりで、「小出方面通り抜け不可」とは、ありましたが・・・。
　でも、ここはもう新潟県。奥只見湖のほんとうの端っこのはしっこ。定期船発着所とあるが、イッタイそんな船がどこにあるのやら・・・。
　船着場におりる？階段のところで、二人の女性が、自分たちの採った山菜を整理していました。話しかけると、なんと、その山菜を一束ほど袋にいれて、分けてくれました。ウルイだということですが、思わぬお土産をいただいてしまいました。いや～、ココまで来た甲斐があるというものです。どうも、ありがとうございました！
　話を聞いてみると、ハシゴをかけて、滑りやすい岩肌を登っていくのだとか・・・。彼女らの１ＢＯＸカーの屋根には、そのハシゴと、ボートまでもが載っかっている。山菜求めて、どこまでも・・・という感じ。この人たちはイッタイ！？

　しかたないので、道路工事の車両と、山菜取りの車しか通らないであろうこの道を、スゴスゴと引き返してきました。（一度だけ、定期バスとすれ違いましたが・・・。こんな所に定期バス！？）
　途中、「山ん中」なる喫茶店？を見かけたけど、まさしくココは山ん中！　どんなお客さんが来るというのか・・・、それこそ山猫軒です。「もう　いいよ」って札がかかってたけど、それってイッタイどういう意味！？

　奥只見湖というと、ボクの知るかぎりでは「ホワイトアウト」の舞台なんですが、その舞台となったスキー場や、ダムの中心に行ってみたかったんですけどね～。通行止めじゃあね、仕方ありません。とりあえず、ダムのしっぽだけは捕まえられたし、お土産もいただけたし、めでたし、めでたし！


　その後、早々と帰宅の途についたわけなんですけど、降るとなったら、これでもか！と、降りしきる雨に幾度となく見舞われ、あの尾瀬を歩いていた時の晴れ間が、いかに恵まれていたのかと、しみじみ感じる旅となりました。


　　ひとまず、今回の旅については、一件落着で～す！


　「もう一度だけ・・・？」