フォルモサの甘い夜

　
　はじめての海外へは、鞄に読みかけの「ロング・グッドバイ」を忍ばせて。
　嵩張るし、あまり良い取り合わせではないと思ったけど、置いて行ったら長いお別れになりそうで・・・。
　おかげで誰にも「ロング・グッドバイ」を言わずにすみましたよ。

　「徳也喫茶」で、午後のお茶をたっぷり満腹。
　昨日のマッサージ店で、足裏のみならず全身マッサージの荒行を体験。
　「欣欣魚翅坊」にて、フカヒレ、アワビ、ロブスターを堪能した後は（女名物オーナーのお見送り付き！）、台湾名物マンゴーかき氷をくわんと「冰館」まで。
　「冰館」のかき氷はボリューム満点！
　ひとりでは食べきれない・・・。

　台湾では、スクーターが群れをなし走る姿が印象的。
　服を後ろ前に着るのが、汚れ防止になっていることも納得できた。
　九分の土産物屋でもカラフルなマスクが売られていたが、これも粉塵防止なのだろう。
　この後。小さな夜市に行ってみたけど、規模が小さく物足りない。
　他の夜市の名をタクシーで告げてみても、もうやってないという。
　夜も遅くなると、ちいさな夜市は早々と店仕舞いしてしまうようだ。
　そこで再び士林夜市へ。
　そして、台湾最後の甘い夜はゆっくりと、しかし確実に過ぎていくのだった・・・。

　　こっちの氷はあ～まいぞっ！
甘い蜜が好きなのはカブトムシもカメも同じだね！？

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