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枝下用水日記

『地図でみる近代の豊田』(豊田市)がおもしろい。

資料室の逵です。
本日(6月21日 曇)の旧取水口の水位は100cm、石は3つ見えます。
今日は資料室の窓を全開にして蚊取り線香をたいて過ごしました。古い民家はちょっとひんやりして、今日はとてもいい気持ちでした。

今日は今月6月に豊田市が刊行した、明治初年から昭和初期における豊田市の地図や絵図を紹介した『地図でみる近代の豊田』のご紹介です。

『地図でみる近代の豊田』(発行:豊田市)
A4判201頁、600部
販売価格:1冊1,900円
販売場所:豊田市文化財課(陣中町)、豊田市史編さん室(陣中町)、豊田市民芸館(平戸橋町)、豊田市中央図書館(西町)


いくつかの地図についてお手伝いしたことから、資料室にもお送りいただいたのですが、見ていて本当に面白い。そして自分たちが何度も目にしていた地図を今回改めて見て、ここにはこんな情報が載っていたんだと驚いたものがありました。
それは三河水力発電所の越戸ダムの地図で、そこにはダム下にある旧用水路がきちんと描かれていたのです。ダムを作るときのものなので当然といえば当然なのですが、私たちが現在の資料室に引越してくるまで、私たちには旧用水路が見えていなかったことになります。そのことに気づかせてもらったことも大きなことでした。

地図から見えることはたくさんあり、地図好きな人にはたまらない一冊となりました。
このブログで紹介しようと思っていたところ、一昨日資料室にいらしたMTさんが面白いからとお土産にこの本を持ってきてくださったのにも驚きました。「おもしろい!」が伝播していくのっておもしろいですね。

豊田市役所のHPには「本書は本市の歴史を紹介する「新修豊田市史」の編さんをする中で見つかった大正13年の「三河鉄道名勝図絵」、昭和15年の「挙母町鳥瞰図」をはじめとした地図や絵図125点をまとめたもので、かつての市域の様子を知ることができます」とあります。ぜひ御覧ください。いろんなところに「枝下用水」が登場しています。

最後にもうひとつ、
5月13日のブログ「こんないい川」矢作川!に書いたように、東海テレビの「ロンブー淳のスマホ旅」で、口コミ情報で豊田市をめぐっていたロンブーの淳さんが、旧枝下駅のトロッコ情報を知って、やってきたところが撮影されたそうです。
このトロッコ2号は清掃活動の道具として登場したもので、それが豊田の口コミ情報にあがったことは嬉しいことです。
放送日時が決まりました。
2023年6月25日(日)13:25〜 東海テレビ
あちこちまわってのわずかな時間かと思いますが、豊田特集のひとつに入ったことで、放送後、これまで以上に出かけてきてくださる方がいるかもしれません。
地域限定ですが、もしお時間あったら、御覧ください。


以上、勝手に宣伝でした。

コメント一覧

廃線路に案内看板、いいかも!
資料室を気にかけてくださる方には同様のメッセージいただいています。口コミに「枝下用水資料室に行って!」があったら良かったですね。まだまだ宣伝が足りません。
永田哲英
ロンブー淳さんが、トロッコに乗って、枝下用水資料室の下のところまで来て、折り返して行きました。資料室が映るかと思ってみていると、外観は映ったのですが、閉まっていたのは残念でした。枝下用水資料室について説明した看板または表示板があるといいかと思いました。特別にこの日だけ開けても良かったかなあ。
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