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枝下用水日記

学生と一緒に「しだれ産直ひろば」そして「お天王さん」

(写真がうまく入らず、後ろに写真を並べました。7/14)

資料室の逵です。一日遅れて記します。

昨日(7月13日 晴)の旧取水口の 水位94cm、石は3つ見えました。

今日は私の勤める大学の学生AHさんとYMさんと一緒に枝下用水資料室に向かいました。

写真を撮り忘れてしまったのですが、「しだれ産直ひろば」に来ると、今畑で何がとれるのかがよくわかります。今日はたくさんスイカが出ていました。
私は今年初めてだったのでスイカを即買いでしたが、枝下町の方たちはもうかなり食べてる様子。ひろばでも振る舞われ、「イノシシも食べにきた」とMNさんは食べ散らかしていった写真を見せてくれました。

私が産直ひろばにいると思って、矢作川上流に向かっていたMTさんが立ち寄ってくださいました。資料室のトートバックをと見にきてくださったのですが、残念ながらご希望のサイズがもうありませんでした。あんなにたくさん作ったTシャツやトートバックでしたが、在庫は偏っていて、そろそろ一度整理した方が良さそうです。もしこのブログをご覧くださっている方で、欲しいという方があればぜひお知らせください。

資料室に帰ると、勤め先の小学校の授業のことでMNさんが相談に来てくれました。SYさんは頼んでいた地元西広瀬小学校のケーブルテレビの番組をDVDにして持ってきてくださいました。枝下町遺跡調査隊の隊長も学生に会いに来てくださいました。
入れ替わるように次々に人が入ってくる資料室、学生AHさんとYMさんはこの資料室をどんなふうに感じてくれたでしょうか。

夕方には「お天王さん」のお祭りがあるので、それまでSUPをすることにしました。空気を入れていると調査隊のMNさんもやってきて、4人で旧第二樋門まで行ってきました。水位が低めで堤がよく見えました。

初めてのSUPですが、難なく乗りこなし、旧第二樋門からの帰りはみんな立って漕ぐことができました。

夕方になって津島神社の天王祭りが始まりました。
資料室が枝下町に来たのが2020年、コロナの時からなので、これまで天王祭りがどのように枝下町でおこなわれてきたのか、特に子どもたちの動きがよくわかっていませんでした。
今回「公民館で子どもたちが打ち囃子やります」と連絡が入ったので、そこから見に行きました。私は去年も公民館でやっているのを見たのですが、その時は神社で披露する前のリハーサルをやっているのだと思っていました。
今回初めてわかったのですが、枝下町では公民館を出発点にして、子どもたちはこれまで屋台に太鼓を乗せて、打ち囃子をしながら津島神社が合祀されている神明社までを練り歩いていたのだそうです。その間にお捻りを貰っていたそうです。
そうした祭りの流れがコロナで出来なくなり、再開したものの今度は熱中症の心配ということで練り歩くのはやめとなり、今回のように出発地点の公民館で打ち囃子をしたら移動して、神社でもう一度おこなうというかたちに変わったのだそうです。

まず冷房を入れた公民館で、窓を開け放って子ども打ち囃子がおこなわれました。打ち囃子の子どもたちを見てみると、小さな子たちも頑張っていましたが、その後ろに中学生、高校生の子が笛を吹いているのが見えました。集まる子どもたちだけでなく、大人の打ち囃子との間を繋ぐ中高生がいることは心強いことだろうと思いました。そういえばこの子たちは町歩きのイベントでも積極的に参加していたなと思い出しました。

神社での子ども打ち囃子の奉納の後、大人組の打ち囃子が始まりました。叩くことに変わりはないわけですが、その音の力の違いといったら、ピンと背筋が伸びるようでした。大人の打ち囃子の中にも小学生の応援をしていた中高生はいて、長丁場お疲れ様でした。

そうそう、今日の「お天王さん」では、初めてMTさんという方に声をかけられました。たまたまお会いしていなかっただけなのですが、資料室に来たら矢作川の水位を報告してくる私が実在する人物なのか?と思っていたようで、「「枝下のAdo」と思っていました」と言われました。こんなに姿を見せているのにAdoとは驚きですが、まだまだ枝下町で会えていなかった人がいるのだなと思いました。

天王祭り終了後、恒例の打ち囃子のメンバーの打ち上げに野原さんと学生AHさんとYMさんと参加しました。私たちのことを考えてグラスをキンキンに冷やし、ノンアルコールビールも用意してくださっていました。学生には大きなおむすびも準備してくださるなど、みなさん本当にありがとうございました。

帰りの車でAHさんが「初めて来たのに、なんだか懐かしい気がしました」と話していました。それはきっと枝下町のみなさんがあたたかく迎えてくれて、そして気にかけてくれていることが伝わったからではないかなと感じました。
彼女たちもまた行きたいと思っているようですし、私も行きたいという学生がまだまだいます。なんだか懐かしい枝下町にまた一緒に来たいと思います。




コメント一覧

shidareyousui 逵
ありがとうございます。
どうぞみなさん見守ってください。
縄文人
いやあ、素晴らしいですね!
枝下の人々。
そして、逵さんの巻き込む力。
学生さんたちが今日感じ取ったことを、どの場所でどんな風に活かしていくかが楽しみです(^^)。
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