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枝下用水日記

「矢作川研究」No.28に研究成果を発表しました

資料室の逵です。
本日(2月5日 雨)の旧取水口の水位は100cm、石は3つ見えます。

本日は雨、午前中にオンライン会議がありました。
午後になって刈谷市のKFさんが1月の枝下用水路を歩こう会のときの写真データを届けてくださいました。
その後、打ち合わせたわけではないのに枝下町遺跡調査隊のMMさん・MNさん夫婦、MNさん、SYさんがつぎつぎに来室され、部屋のなかは大賑わいとなりました。


今日は今年度の研究成果のひとつをお知らせします。
2023年度も豊田市矢作川研究所年報「矢作川研究」No.28に資料の解題・翻刻を投稿しました。
今年は1902(明治35)〜1904(明治37)年の愛知県庁第一課永年保存文書の『枝下用水関係書類留』のなかから、1903(明治36)年8月の書類「113 給水ニ関スル件報告」と「114 配水ニ関スル状況報告」の項の解題と翻刻をおこないました。

1902(明治35)〜1904(明治37)年の3年間は、枝下用水普通水利組合が発足後から正常に機能するまでの期間にあたります。『枝下用水関係書類留』はその間、枝下用水の受益地にあたる西加茂郡と碧海郡が愛知県と交わし、また愛知県の見解を記した永年保存の書類群です。
今回の翻刻はそのなかのごく一部113と114のみですが、全体で139項あり、その索引も明らかにしました。
ここでとりあげるのは、「続・枝下用水日記」No.12(2023年9月発行)で記した西加茂郡と碧海郡の水争い「枝下用水事件」です。

「矢作川研究」No.28はWeb上でも読むことができます。
逵 志保・熊澤美弓・野原由佳・古川 彰




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