「序」があることで敬愛が生まれる～その３

頼りにして、人格を育てる

　大人でもそうであるように、きょうだいでも、下の子に「お兄ちゃんは偉いのよ」と言っても、実際に下の子の目にそう映らなければ、心からの尊敬は芽生えません。

　上の子が、年長者としてふさわしい行動をとるには、自分が年長者として頼りにされていると感じさせることです。そうすることで、その自覚が生まれてきます。

　日ごろの親の接し方が、仲の良いきょうだい関係を築くことを、心に留めておきましょう。


（「夢そだて」9月号　子育てHeart to Heart　より）