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茨城の山紀行(日記版)ー四国遍路の旅特別版

四国八十八か所霊場をめぐる歩き遍路版を、「茨城の山紀行(特別版)」としてブログを立ち上げました。

「阿波の国」-発心の道場(二日目)

2015年01月09日 | 日記

第十一番札所「藤井寺」

第十二番札所「焼山寺」の参道
11月19日、歩き遍路の二日目だ。今日は、第十一番札所「藤井寺」と第十二番札所「焼山寺」を歩く予定を組んだ。


藤井寺から焼山寺の間は「遍路転がし」とも言われる、13kmの山道を越えなければならない。そのために、藤井寺の麓に宿をとり、朝早くに焼山寺へ向かう遍路が多い中、私たちは、藤井寺まで8km歩く「旅館八幡」に宿泊し、さらに焼山寺を超えて10km歩く「植村旅館」への宿泊を計画してしまっていた。焼山寺への「遍路転がし」を少し甘く評価してしまっていたようだった。
旅館八幡を6時30分頃に出て、吉野川にかかる「浮沈橋-川島橋」を渡り、藤井寺に着き、お参りを済ませて遍路転がしの道に入った時には、9時30分を過ぎていた。5時間以上はかかるといわれている遍路道、このペースで歩けると思っていたが、朝の、藤井寺までの歩きでエネルギーを使っていたためか、普段の山歩きのペースがなかなか出てこない。
焼山寺の参道に着いたのは、午後3時を超えていて、宿泊予定の「植村旅館」に電話をしたら、焼山寺を下ったところの「鍋岩」まで迎えに来てくれるという。秋の夕暮だ。日が落ち始めたら、あっという間に夕闇が迫る。焼山寺へおお参りを済ませて、鍋岩までの道路約4㎞を下る。鍋岩集落に着いた頃には、周りは暗くなっていた。人影もないところで迎えの車を待った。迎えがなければ、ここから約6kmの道を歩かねばならなかったところであった。
植村旅館に着くと、洗濯を宿の方がしてくれるという「お接待」があり、心が温まった。




 
吉野川の浮沈橋を渡る
 
焼山寺に向かう入り口と遍路転がしの案内看板
 
焼山寺への道と長戸庵
  
遍路道に掲げられている看板と焼山寺途中の浄蓮庵近くの大師像

二日目にして、苦戦した「歩き遍路」であったが、遍路途中でも「お菓子や果物を貰うお接待」を受け、元気を出して三日目に向かおう!と元気を出して眠りに着いた。

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