まさアキの ないしょばなし

関東在住、定年過ぎ、おやじ、オリックスファンです。

今が一番良い、その2

2020年05月23日 05時52分41秒 | 日記
寮を飛び出して、津、姫路、米子と泊まり歩いた。
さすがにこれ以上、西に行っても仕方ないので、
豊橋まで戻る。
さすがに金も無くなってきたので、各駅停車。

出雲市発14時頃の列車があった、その時の秋まであった
福知山行の普通列車に乗って。
福知山着が23時40分ごろの。

浜坂で東京行きの出雲4号という寝台特急に抜かれるんだけど、
こっちは冷房なしの窓全開鈍行
向こうは水色のブルートレイン。
乗りたかったなあ、東京帰りたかったなあ。

さまざまあって、郁子に連絡をして、横浜で会ってくれた。

郁子はいつものようにやってきた。
何も言わずに遊んでくれた。20歳の郁子。
帰り道、これからどうするの?
アキちゃんにもおうちがあるのよ、と言ってくれた。
それだけだった。

帰ろうかと思った。

結局翌年、自動車メーカーは辞めて、もっと苦労する人生を送るようになった。

あたしらの時代、仕事を辞めるなんて考えられないねと、おふくろは突き放した。


だんだんわかってきた。
郁子と人生を一緒に送る方が、自分のためになるって。

いまでも、
「意地でも変えるものか」
と思った気持ちは忘れない。

仲の悪かった両親。親として半人前だった両親。
特におふくろのおかげで、経済的には潤っている現在、感謝はしている。
しているが、両親のおかげでずいぶん精神的に迷惑は被った。

だから、もう、仏壇の中にいる両親、今が一番いいという
自分勝手な話である。

この話の3%くらいをうっすらとはなすと、郁子のははは、とてもよく分かって下さる。
だから、ははには、(親孝行??)しようと思っている。
血液型O型は苦手なのだが、ははは別である。
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