チョコレートを届けてくれた

去年も、おととしも書いたから、詳細は書かないが。

山梨県　甲府市に単身赴任中のアキのところに、
平日の夕方、五反田の職場から定時退社して
新宿からあずさに乗って、郁子がチョコレートを届けてくれた。

びっくりした。
とても嬉しかった。

１か月後、ラブラブだった彼女の
ヴァージンを頂いて、結ばれた。

郁子は、減らず口を叩く中年の女性になったが
いまでも、あたしの配偶者をやってくれている。

東海道線の長距離列車を見送って

そうこうしているうちに、東海道線の長距離列車が、
次々に、川崎の公団大宮団地の前を通って行きました。

東京駅から川崎まで１８キロ、時刻表は　レ　マークしかない川崎ですが、だいたい東京駅を出て、２０分くらいで通過していきます。

１６時４０分発の「さくら」
１７時００分発の「みずほ」
１８時００分発の「はやぶさ」
１８時３０分発の「富士」
１８時５０分発の「あさかぜ１号」
１９時１０分発の「あさかぜ２号」

昭和４３年ごろの出発時間ですが、記憶で書いているので、違っていたらごめんなさい。

ブルートレイン、２０系です。

機関車の走行音。
カニ２１の（電源車ディーゼルエンジン）音、

そのあとに訪れる、２０系客車の（軽い）走行音
しゃかん、シャカンという気品のある重量感を感じさせない音、
なにも載っていない美しい屋根。


あこがれでしたね。
一度、あれに乗ってみたいって、小学校２年（昭和４３年）のアキは思いました。

夕方から夜の、ブルートレイン通過は本当に楽しみでしたね。



そのあとで出来た、１４系
集中電源方式に戻した２４系

どちらも、いい車両でした。

念願かなって、オロネ１４で新婚旅行にも行きました。
熊本行きの「みずほ」で。

でもね、子供のころ見た、２０系にはかなわなかったと思います。

映画とテレビを見ていた

昨日の夕方、黒澤の「生きる」をやっていたのでビデオに取って、夜遅くとさっきと見ていた。
いい映画だったね。

２０代の頃、初めて見た時になんてよく分からない、かったるい映画なんだよって思ったけれど、いま、公益法人の仕事をしていると、役所の気候も良く分かるし、他人に振る面倒くささも見えるし、
まあ、でも、映画もドラマも脚本と配役ですべてが決まるわなって、感じましたね。

配役は、当時考えられる限りの東宝のベスト俳優たちで、いいですな。
三好栄子、松竹から借りた日守新一、それからやくざ役の宮口精二と加東大介、助役の中村伸雄、つぎの課長になる藤原釜足、夜の街を案内する伊藤雄之助、よく集まったと思う。

こういう映画をいいと思えるようになったのは５４歳という、年齢か？


外の雨が静かになってきた。

そのあと、山田太一の早春スケッチブックの最終回を放送していたので少しだけ見る。
岩下志麻、とてもきれい、樋口可南子がとても若くてかわいらしさと美しさがミックスされて。
結構昔のドラマである。

山田太一のドラマは、敵対するはずの立場が急に最終回に予定調和的に和解するところが、脚本としての弱さを感じる。そんな風に終われるんだったら、人間苦労しないぜ、今までの回は何だったんだろうと思う話の筋で終わらせちゃうところが、ついていけない。
最近のドラマではどうなっているのだろう。

このあとは北の国から　秘密ってやつを放送するらしい。録画する。