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ロコレさんの記事より~ヨン様記事

2017-01-21 21:35:00 | hyororin分室

『冬のソナタ』の続編は本当に制作されるのか

2016/12/24

 

12月21日にNHK・BSプレミアムで『冬のソナタ』を追憶する番組が放送された。

そこに登場したのが脚本家のユン・ウンギョンとキム・ウニだったが、

番組の最後で『冬のソナタ』のシーズン2の執筆を語っていた。

 

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脚本家が続編制作を明言

 

『冬のソナタ』の脚本を執筆したユン・ウンギョンとキム・ウニ。

NHK・BSプレミアムの番組に出てきた彼女たちの口から、シーズン2の脚本執筆が語られた。
前々から公表されてきた続編の制作が、いよいよ本格的に始まりそうだ。
しかし、

『宮廷女官 チャングムの誓い』の続編も

イ・ヨンエに断られてから暗礁に乗り上げている。

果たして、『冬のソナタ』の場合はどうなのか。

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初恋が再び私を呼んだら

2002年に韓国で放送された『冬のソナタ』。

大ヒットした要因の1つが

ユン・ウンギョンとキム・ウニが共同執筆した脚本のすばらしさだ。
このドラマが企画された当時、

ユン・ソクホ監督は冬をテーマに描きたいという基本線を持っていた。
冬にふさわしいラブストーリーを求めて、彼は様々な企画を検討した。
しかし、

経験豊富な脚本家が提案してきた内容案にはあまり新鮮味がなかった。

最初の脚本選びでつまづいた。
そんなときに持ち込まれたのが、

ユン・ウンギョンとキム・ウニという二人の若い女性の企画案だった。
その企画案の最初のページには印象的なキャッチコピーが付いていた。
「……けれど、初恋が再び私を呼んだら、どうすればいいの?」
思わず引き込まれる言葉だった。

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若い感性を大事にしたい

強い印象を受けたユン・ソクホ監督は、

若い二人のアイディアをじっくりと聞いた。
「高校生の男女が初恋に落ちる。

しかし、男性のほうが事故で死んでしまう。

それなのに、何年後かに初恋の男性が女性の目の前に現れる。

でも、記憶喪失に陥っていた……」
このアイディアにユン・ソクホ監督はすっかり魅せられた。
もちろん、

経験の浅い脚本家を起用することは不安だった。

ドラマ全体が台なしになりかねない危険性をはらんでいる。
だが、自分がフォローすれば大丈夫だ、と思った。
何よりも、若い感性を大事にしたかった。
若手を脚本に起用すること……この勇気ある決断が、

後にすばらしい結果をもたらすことになった。

前作を上回る傑作を!

『冬のソナタ』の制作から15年の歳月が流れた。
永遠の傑作であるだけに、続編の制作には賛否がある。
もう一度、

純粋な初恋のラブストーリーを見たいと願う人は、続編の制作に賛成だろう。

2人の女性脚本家の手腕にも期待がかかる。
しかし、

ペ・ヨンジュンとチェ・ジウというベストカップルの演技を堪能した人たちは、

手放しでは喜べない。

あの傑作のイメージを崩すような続編では困る、という心配も先立つのだ。
いずれにしても、

脚本家が明言するほどだから、続編の制作が動きだしているのは事実だ。

本気で続編を制作するなら、前作を上回る傑作をぜひ作ってほしい。

文=康 熙奉(カン ヒボン)

 

 

 

15周年!『冬のソナタ』の初放送を振り返る(前編)

2017/1/17

現在、続編の脚本が執筆されている『冬のソナタ』。

ついにパート2の制作が実現しそうだ。

振り返ってみれば、永遠の傑作が韓国で初めて放送されたのが、ちょうど15年前であった。

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ライバルが強かった

韓国のKBSで2002年1月14日に『冬のソナタ』の第1回が放送された。

時間は、毎週月曜日と火曜日の午後9時50分からの70分間である。
放送するKBSの期待は非常に大きかったが、

視聴率の面からは苦戦が予想された。

それはライバルが強すぎたのである。
当時、

KBSのドラマは視聴率が悪く軒並み不振に陥っていたが、

特に月曜日と火曜日の夜10時台がひどかった。
当時の月・火の夜10時台は、時代劇が圧倒的に強く、

平均視聴率ではSBSの『女人天下』が40%、

MBCの『商道』が20%を記録して、

KBSのドラマはわずか6%という惨敗ぶりだった。

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視聴率が3倍近くに上昇

人気絶頂の『女人天下』は、

朝鮮王朝時代の宮廷を仕切る女性たちの壮絶な権力闘争を生々しく描いた時代劇である。

一方の『商道』は、

朝鮮王朝時代に実在した巨商の波瀾万丈の生涯を綴った作品。

ベストセラー小説をテレビドラマ化したものだ。
当時、

韓国の固定視聴率は65%と言われていた。

『女人天下』と『商道』で60%をあげていたので、残りは5%前後しかなかった。
しかも、

『冬のソナタ』は視聴率の数字を取りにくい恋愛ドラマ。

果たしてどの程度の視聴率をあげられるかがKBSも不安だった。
しかし、

『冬のソナタ』は強かった。
第1回の視聴率が16・3%。

前週までは平均6%の時間帯だったのに、一気に3倍近くまで上昇させた。
そのあおりをもろにくらったのが『女人天下』だった。

平均40%の視聴率だったのに、一気に31・7%まで下落した。

『商道』のほうは前週とほとんど変わらない20・1%だった。
要するに、

『女人天下』が描くドロドロした女たちの争いに一喜一憂していた女性たちが、

一転して高校生たちの純愛物語にシフトしていったのである。

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驚異の1000万件

『冬のソナタ』の視聴率は上昇を続け、第4話は20%を超えた。

それによって、一時は50%を越えたこともある『女人天下』は29・2%となり、

ついに30%を割り込んでしまった。
『冬のソナタ』も特別に高い数字というわけではないが、

それまでのKBSのドラマが総崩れだったことを考えると、

期待以上のスタートを切った。
さらに、人気の凄さを示したのが、

『冬のソナタ』のサイトへの接続件数だった。
初回放送の翌日の2002年1月15日に169万件の接続があり、

以後もうなぎのぼりとなって1月29日には860万件にも達した。
あまりの多さにサイトがダウンしてしまう始末。

この異常人気に驚いたKBSはサイトの容量を増やして1000万件に備えた。
その準備が生きて、

1月末には1000万件を突破。

単一番組へのサイト件数として史上初の大台を達成した。
いかに視聴者が『冬のソナタ』に関する情報を知りたがっていたか。

そのことを端的に示す「驚異の1000万件」だった。

文=康 熙奉(カン ヒボン)


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