震災から１ヶ月・・・・

大震災から、１ヶ月の月日がたった。
震災をとりあげるＴＶ局の報道もすこしずつ内容が
変ってきている。

よく、みかける「がんばろう日本」という言葉。
「がんばれがんばれ！というけれど本当の被災者の気持ちなんて
わかっていない。今だって頑張っているのにこれ以上どうやってがんばれというの
だ！」という言葉をよく耳にする。
哀しいしけれど、確かに、本当の意味での被災者の方々の、苦しみ、くやしさ、深い
悲しみは、失ったものがない人たちにはわからないのかもしれない。
家を失い、仕事を失い、家族を失った方々の辛さ、悲しさは・・・・わかりたい、
理解したいけれど、できていない。ごめんなさい。

先日、ＳＭＡＰの「がんばります」という番組で阪神淡路大震災の被災をうけた
方々のインタビューが流された。その方達が被災をし、どんな思い出生きてきて
そして今を生きているかということが・・・体験、経験し、それを乗り越えた人にし
かわからない苦労や思い・・・・今さらながら、胸につきささってきた。

でも、わからないからって誰も何もしなければ、どうにもならない。

今日、ニュースで歌手の堀内さんが言っていた。

「（被災地の方は）がんばらなくていいんです。がんばるのは僕達だから」と

そうなんだと思う。がんばれる私たちが、踏ん張れる私たちが、
できるだけのことをしていく・・・
それが、一番大切なんだと・・・・一人一人ができる力は小さくても
何もしなければ、”０”に”０”を足しても永遠に”０”なんだから・・・

今多くの歌手、アーティストが、復興支援の義捐金のために多くの楽曲を配信し
始めている・・・少しでも思いを贈りたくて・・・・

人間いろんな考え方の人がいる。がんばれと言われてがんばろうと思う人もいるし。
心配されてうれしいひともいる。
逆に、がんばれという言葉が辛い人。大変だねと人から声をかけられることが
苦痛に感じる人も・・・・

ただ、ひとついえることは、
「復旧」から「復興」にかけて一番必要なのは、人力と経済力（金銭的支援）。
人の手で作り出したものたちは、決して自然の力では治らないから。
誰かが、動かなければならない・・・・誰もがいろいろな意味で動かなければ
ならないんだと思う。綺麗事じゃなくてね・・・・

企業に対し、夏場の２５パーセントの電力削減が、政府から命じられた。
人間は、利便性追及のため、あらゆる面でのＩＴ化を推進してきた。
電話（黒電話を除く）、ＦＡＸ、コピー機、パソコン、どれひとつとっても
電気がなければ動かない。
エアコンを使用自粛している高層ビルは、窓が開かない。
（なので、暑さ対策のため、今日から私は半袖です）
どの企業も、どうやって２５％の電力を削減していくか現在喧喧諤諤
検討中だ。

首都圏は、計画停電も基本的に実施しない方向になり、物流も
少しずつ改善している。
日常生活に戻れば戻るほど・・・人はいろんなことを忘れてしまう・・・

そんな中、今日、ＡＥＲＡの電車の中吊り広告を見た。
１３００億円の義捐金が、迷走していると。
集められた義捐金は、今も日本赤十字社の口座に預金されたままだと
（真偽は、わかりませんが。雑誌の記事なので）

一日も早く、義捐金が、被災地の方々の手元に届き、復興の手助けが
できるよう、有効的に利用されることを願ってやみません。

１０年後、２０年後の日本のために、人々の幸せのために
何ができるのか・・・・
震災から１ヶ月たった今日の日に
思う・・・・・