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沼田まほかる「九月が永遠に続けば」ブックレビュー

2011年11月18日 | 映画・ブックレビュー
沼田まほかる「九月が永遠に続けば」ブックレビュー


話題作、九月が永遠に続けばを読み終わった。

ここから先は、私の個人的感想です。
感じたことをストレートに書いています。ご了承の上お読みください。

はっきりいって、最初、読み始めた時、気持ちが悪くなり
吐き気をもよおした。

オブラートに包まない直接的な表現
人間の心の醜い部分に容赦なく踏み込んでいく
心理描写・・・・・

息子の突然の失踪のときの
主人公の母親としての心情は
すごく共感できて、胸の痛みも伴ったが
同時に、まだ、小学6年生の息子も
そのうち、文彦のように
男の子から男になっていくんだろうな~と
思うと頭では理解していても
とても微妙な気持ち・・・・

主人公、主人公の愛人、元夫、元夫の妻
元夫夫妻の娘、そして失踪した自分の息子
とても狭いコミュニティーの中で繰り広げられる
心理的愛憎劇・・・・

元夫の妻は、人生において何回か
男達にレイプされ、精神に障害をきたす。

私は、読んでいて、宮部みゆきさんの
「模倣犯」を思い出した。
※内容的には全く別物だが・・・

抵抗するすべを奪い、自分達の享楽のためだけに
女性の体を食い物にする野獣達・・・・
こういう小説を読むたびに
日々女らしくなっていく中学生の母親としては
娘の身が心配になってくる。

「SEX」とは不思議な行為だ・・・
そこに同意があり、愛があれば
快楽の共有であり、愛の確認行為
至福の時間の共有になるけど、
同意がなく、一方的な行為は
犯罪となる。
欲求、本能だけで犯された女は
心に深い傷を負う。
なぜそのような行為に及ぶ輩がこの世
に存在するのかは、私には到底理解できない心理だが。
というか、女性である私にはきっと一生理解できない
のであろう。

ホラーと分類されているようだが
個人的にホラー性は感じられず
読み終わったあとは「後味の悪さ」が残るだけの小説だった。
その後味の悪さが、くせになる人もいるようだが・・・

直前まで読んでいたのが、有川浩さんの
「図書館戦争」一気に二度読みだったから余計に
感じたのだが・・・・
もう一度読み直す気にはならない。

人間というのがきっと
この世に存在する一番恐ろしい生き物なのだろう

表層心理と深層心理の乖離は誰にでもあり
狂気と正気は
紙一重なのだと思う・・・・

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