買っちゃった☆

　さっき、愛息子を病院へ連れて行ったところです。先週は捻挫して昨日は手の親指を突き指して帰ってきました。　そして彼を学校へ送ったその道で、写真のおいしそうな野菜を買ったのです。

　ＳＨＥが産まれ育った実家と現在のアパートのちょうど中間地点には
園芸系の高校があります。造園・植物の栽培・農園など授業でやるようです。

　実はそこの学生が、丹精込めて作り、朝収穫をして、袋詰めした野菜達です。
リヤカーに野菜をのせて、2～4人グループで町の中に出て売って歩くんですが、
「いつか！いつか！あの子達の野菜を買おう！」と思ってました。あははは。

　買いたかったんです。ずっと。　でも日中は仕事ですからチャンスがなかった。
小さい頃からよく見かけた「野菜売りのお姉ちゃん・お兄ちゃん」から
今、大人になって野菜を買う。　なんだかステキ。
　毎年このやたらと太陽が暑い時期に売って歩く、汗だくの高校生が
とってもステキなんです。

　今日の高校生はこんな感じでした。
「このトマト、おいしいですよ！僕達が朝採ったばかりですから！」
　と自信満々言ってました。　

　そりゃ自分達が育てたんだから胸張って売れるってもんです。

　時間があるので、話はまだ続く。　

ＳＨＥが塾で講師をしてた頃、中学3年生の
勉強嫌いで、先生嫌いな子が一人。気持ちが優しいけど、とことん不器用で
夢をみるのもバカらしいなんて言う、どうにもほっておけない生徒がいたんです。
　この生徒は、今ＳＨＥが書いた高校へ進学。まめに連絡を取り合い、
近況を伝え合い、夢について熱く語ったり、相談にのりながら3年生の卒業を迎えるまでになりました。

　卒業間近。夢も希望も大人も信用できなかったその子が一通のメールをくれたんです。

「先生（ＳＨＥ）。俺、自分のやりたいこと、見つかったよ。
　だから、がんばるよ。トラックの運転手になりたいんだ。
　これは俺の作品。」

　そして写真が一枚。　

丸く大きく育ったメロンの写真。

　こんなに嬉しいことないって思ったんですよ。
このメロンを見て、号泣でした。

　3年間がんばったことがすべてメロンにーーーー！って。

というわけで、これからバイクで会社に行きます。
こんなに晴れてるのに、仕事か。こんな話してたら
また　子供と関わる仕事がしたくなってきたな～。