2号の修行日記

少林寺拳法を修行する筆者の覚書。

あら、びっくり・・・。

2004-12-25 15:00:47 | Weblog
今週の木曜日でウチの支部は修行納めでした。
これから約2週間練習がお休みになるのですが、家でも何かやっとかないと天地拳まで
忘れてしまいそうで怖いです。

ましてもうすぐ昇段試験だというのに酒ばかり呑んだくれている訳にもまいりません。
ここでまた、少林寺拳法をあまりご存知で無い方のために申しますと、
少林寺拳法の昇段試験には学科テストがあるのです。
しかも今年の4月から試験の方式が変わっているので、磐石の態勢で臨まねばなりません。


そうそう何回も受けられるほど、お小遣いに余裕がありませんので。



昨日、何気なくヤフーのニュースを見てたら、「少林寺拳法」の文字が。

「ん?なになに?」
と読んでみるとあらびっくり、少林寺拳法のマークが変わることがニュースになっていました。

少林寺拳法のマーク、皆さんご存知でしょうか?
我々は「まんじ」と呼んでいますが、
「卍」←これです。

小学生のとき社会科で習いましたね。そう、お寺のマーク!

このマークが来年の4月から新しいマークに変わるのです。
こんなことがニュースになるんですねぇ・・・。

詳しく説明すると長くなるので割愛しますが、
何やら知的財産の問題とか色々あるみたいで、「新しいマークに変更」と言うことに
なったようです。

あの中国の「少林寺」もこの知的財産のことで結構苦労していると何かで読んだような・・・。


マークが変わるということについて拳士の間でも賛否両論あるようなのですが、
別に中身が変わる訳じゃなし、開祖が残された教えをしっかり受け継いで行けば何も問題はないと
私は思うのですが。
ただ、今までの卍マークはその色だったり縁の有る無しだったりで、その人がどういう人かというのが
大体わかったので便利といえば便利でした。


1月の9日、香川県の多度津町にある少林寺拳法の本部で鏡開きがあって、
私も入門して以来はじめて帰山するのですが、
その時に「ニューマーク」の除幕式もあるそうです。

願うことはただ一つ。



かっこいいマークだったらいいなぁ・・・・。




結構ミーハー・・・?


年末ですねぇ

2004-12-18 13:00:19 | Weblog
年の瀬も押し迫ってまいりました。皆様いかがお過ごしでしょうか?
この冬はなんだか暖かい日が多くてなかなか年末と言う感じがしなかったのですが、
今日やっとそれが実感出来る行事がありまして、(いや、ただの忘年会なんですが・・・。)
私も人並みにあわただしくしてみようかなぁー、なんて思ったりしておるところでございます。

あ、行事というとクリスマスなんてのがあるようですが、
私はクリスチャンでもありませんし、まして少林寺拳法の拳士ですから
そんな舶来の行事になんぞは興味が無いのでございます。

「昔から縁が無いだけやろ?」って言ったやつ。殴る。p(ToT)q 

まぁ、関係があると言えばサンタさんに
「うちの子にもなにとぞ・・・。」
とお願いするくらいでしょうか?

うちのサンタさんはあまり裕福ではないそうなので、
毎年悩むのですが、じゃなくって悩むそうなのですが、
今年はボーナスがスズメの涙ほど支給されたのでなんとかなると思います。

あれ?

えーっと、なんとかしてもらえそうです。

よかった、よかった。
(どーせ、何をあげてもすぐに飽きるんでしょうけど)


そんなことより、おい妻よ。
年賀状はどーするんじゃ?
そろそろ書き始めんとやばいんとちゃうの?



とかなんとか言いながら亭主はオールナイトで忘年会~。

(最近歳のせいか、オールナイトってキツイんよなぁ・・・。)

練習でした。

2004-12-14 00:17:49 | Weblog
今日は朝からついてなかったなぁ・・・。
ちょっと家を出るのが遅くなったので高速道路を使って会社に向かったのに
事故渋滞に巻き込まれて遅刻はするわ(高速代返せ!)、社長や営業にあれやこれやと用事を言いつけられるわ(なんで俺・・・?)
何かと胃の痛む一日でした。
普段がお気楽なだけにたまにこういう日があるとコタエマス。

こういう日は練習でストレスを発散するのが一番です。
12月になってついに昇段試験の準備期間に入りました。
今日も基本の後、いつもの相方とおさらいをするつもりでおったのですが、


「試験準備の二人は私が見ます。」


あはは、今日は先生が直々に技を見てくださるそうな・・・。
まだおさらいを始めたばっかりやのにー。
忘れてる技もいっぱいあるのにー。


ど、どうしよう・・・?


うろたえてもしょうがないので、ヘタクソなりに何とかこなしてはいきました。
いや、こなしたつもりでした。


先生。何かコメント頂けませんか?
黙って去られるとものすごい不安です。




ちゃんと出来てるから何も言わなかったのか、それとも話にならんレベルだったのか・・・。
(おそらく後者かと・・・。)

練習でも胃が痛みました(ToT)


親ばか

2004-12-08 19:19:20 | Weblog
昨日、とっても嬉しいことがありました。

むふふふふふ・・・。

気持ち悪いですか?いいんです。勝手に笑っちゃうんです。


昨日、会社から帰宅するとまたしても子供らが寝るところでした。
「パパも一緒に」
と言うので、私もカバンを置いて息子の隣に寝転がりました。




爆睡。





じゃなくて。

昨日はちゃんとご飯も食べれましたよ。

そうじゃなくて、息子が

「手をつないで寝る」

と言うので私は左手を出しました。
すると息子はちょっと考えて、

「こっちじゃなくてそっちの手」

と言うので、

「なんで?」

と訊ねると、

「パパ、こっちの手はバンソウコウしてるから痛いでしょ?」


そうなんです。
先日の支部大会の乱捕りのときにちょっと人差し指を引っ掛けたらしくて
皮が少し捲れていてヒリヒリするのでバンソウコウを巻いていたのです。


ビックリしました。
もう4歳なので普通なんでしょうけど、相手のことを気遣うことが出来るように
なってるんです。

思わず泣きそうになりました。が、ぐっとこらえて
代わりにぎゅーってしてやりましたよ。

首じゃないですよ。
ハグですよハグ。


息子よ。とーちゃん、うれしいぢゃねーか!
目から汗が出てくらぁ・・・。


子供が出来るまでは友人などの親ばかぶりがちょっと鼻につく時もあったんですが、
今じゃ私がこの有様。


いいんです。

だってかわいいんだもーん。



何が「だもーん」じゃ、とか言うな。

支部大会でした。

2004-12-07 00:43:37 | Weblog
いやー、疲れました。昨日は支部大会だったんですけどね。
全然ご存知でない方のためにちょっと説明しますと、
「単独演武」
「組演武」
「乱捕り」
とありまして、単独演武は文字通り1人で形の演武、組演武は2人相対して技を出し合う演武、
乱捕りは正式には「運用法」と言いまして、攻守限定、もしくは攻守を決めずに技を出し合う競技です。
空手で言うところの自由組手だと思います。
(すみません、空手についてはほとんど知識が無いもので・・・。)


私は単独演武と乱捕りに出場したのですが、
なーんか全然気持ちが乗ってこなくて気合も入らなくて
単独演武なんかは
「あれ?あれ?」
と思っているうちに終わってしまい、結果も初戦敗退というものでした。

あーあ、何やってんでしょ。

それは乱捕りに入っても変わらず
「始め!」
の声がかかって相手が攻めてきてるのにボーっとしてて
いきなり上段の突きを何発も食らってしまいました。
あ、ヘッドギア付けてるので痛くはないんですけどね。

しかも相手はたたみかけるように首相撲から膝蹴りの嵐。
そこでようやく私のスイッチが入りました。

あんまり上段ばっかり攻撃してくるので頭にきてこっちもカウンターを
相手の上段に入れてやりました。
入りましたよ、思いっきり。
すると主審の声が・・・。

「注意!」

ありゃ、やっちゃいました。
一応ね、上段の攻撃は止めないといけないんですけど、
相手が突っ込んでくるのとこっちの突きのタイミングが合っちゃって
けっこうまともに入ったんですね。


むむむ、これはマズイ。

ちょっと落ち着け。取りあえず距離をとろう。
するとそこへあいてが良い具合に自分の間合へするするっと入ってきたので
とっさに前蹴りが出て相手の中段へドカン!
ぉおお、ふっとんじゃいました。

あとはお互い有効打が出ず、時間終了。

結果は副審2人が白、主審が赤で白の勝ち。
私ですか?


赤でした。

負けちゃったよー・・・。しかも茶帯の高校生に。
でも主審が赤って判定してくれたし、
先生にも「あれは2号やと思ったんやけどなぁ・・・。」と言っていただきました。
自分としては後半の受け反撃が結構うまくいったので、一応及第点です。

ただ精神的に未熟でまともにやりあってしまったのが敗因かと。
あとで先輩にも叱られました。
ちょっと反省。

あー、でも楽しかったー。
結局乱捕りも初戦敗退でしたが、また来年頑張りますよ。

明日はどっちだ?

2004-12-05 00:23:53 | Weblog
ふー、危ない危ない、また更新止まってたで。
やっぱり誰かが勝手に更新してくれるってことはないのね。


先日、神戸にエライもんが出来たとか言うニュースが。

「神戸ハーバースィーツ」

甘いもん屋さんが20数軒集まったらしいですよ。
うぉおおおおお!行きてぇーっ!!!
んースウィーツですよ、スウィーツ!
なんて魅惑的な響きなんでしょう。


何を隠そう、いや隠してませんが私は子供の頃から甘いものに目が無いのです。
小学校の修学旅行で伊勢に行き、お土産に赤福15個入りを買ってきて
自分で一度に12個食べて熱出したとか、
みかんの缶詰を1缶シロップごと食べて熱出したとか、
おやつにロールケーキを丸々1本食べて親に怒られたとか・・・。

今はさすがに身体のためにそういうことはしませんが、
やれば出来ると思います。
たぶん幸せの極致でしょうね。

実は明日の日曜日、少林寺拳法の支部大会があるのですが、
それを蹴っ飛ばして神戸に行こうかとちょっと迷ったのは内緒です。

そうそう、明日支部大会なんですよ。
いや、忘れてた訳じゃないんですけど。
前にも書きましたが、一度も上位に入賞したことがないので
なんとかしたいですね。

さてさて、どうなることやら。
結果はまた後日報告いたします。

イレズミ拳士

2004-12-02 00:43:31 | Weblog
去年の話になりますが、私は相棒のY拳士と兵庫県大会に一般段外の部で出場しました。
段外とは見習い(白帯)から1級までのことを言います。
その予選で。

我々と同じブロックの予選に、髪が金髪で腕から胸にかけてすごいイレズミの入った拳士が
出場していました。
見た目だけでもかなりのインパクトだったのですが、彼らの演武はその見た目を上回るインパクトで、
1級の私が知らない技のオンパレード。
少林寺の演部は習った技しか使えないので、明らかに規定違反です。
飛んだりクルクル回ったりそれはそれは派手な演武だったのです。

しかもその技が決まるのかと言うとそうでもなくて、失敗してヘラヘラと笑っているではありませんか!



「なんなんだ、こいつらは・・・・。」



おそらくその場にいたほとんどの拳士がそう思ったでしょう。
私もそうでした。


さらに審判がそのことを彼らの所属する支部の支部長に注意すると、


「何が悪い!」


と言うお返事が返って来たとか。



もちろん彼らは予選落ちでした。
私は
「あたりまえじゃ、ボケ!あんなんで全国行けるんやったら俺らどないなんねん。世界大会行けるわ!」

口にこそ出しませんでしたがそう思ったのでした。



なぜ今ごろこんな話をするのかというと、よほどこの拳士たちのインパクトが強かったのか、
いまでも時々少林寺関係の掲示板で話題になることがあるのです。
まぁ、大概批判的な意見ばかりですが。

先日、某掲示板でも見かけたのですが、その時私は「あっ」と思いました。


元々少林寺拳法は開祖が祖国復興のために役に立つ若者を育成しようとはじめた武術。
今でもその理念は変わり無く、世界の平和と福祉に貢献する人間を育成するための機関と言っても
いいと思います。

もしあの時のイレズミ拳士が少林寺拳法と出会っていなかったら彼の将来はどうなっていたでしょう?
逆に彼が少林寺拳法と出会い、少林寺拳法の教義に触れる事によって周りの人たちに良い影響を与えられる
すばらしい人間に育っていったとしたら・・・・。
さらに「何が悪い!」と彼をかばった支部長。それを見越しての言葉だったとしたら・・・。



本当のところはどうかわかりませんが、それは別としても
私は少林寺拳法の本質を見失っていたのかもしれません。


反省です。