さぶの被災地からのアートセラピーレポート-13 「日はまた昇る」

さぶの所に行ってきました。


現地での様子は、ボクが改めて後ほど書きます。


さぶの今日のレポートは、一人で活動し続けてきた、彼女の素直な気持ちです。


人の心に寄り添うときに、ごく当たり前に感じること。


実際に現地に行ってみて、このひと月の間にさぶが成し遂げてきたことの大きさを肌で感じてきました。


ですから、今日は彼女の「ひとり言」を、尊い彼女の「つぶやき」を聞いてあげてください。



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2011年4月13日 1:48

今日は新たな始まりの日でした。



ここ数日は、広野町の皆さんの二次避難、大きな余震などがあり…。


体も、心も、それに着いていくのにやっとです。


表現は良くないですが、サバイバル感というか、一日一日の変化に対応しなければならない状況です。


『もう、やーめた！』としてしまえば、（たまに考えます）終わる事なのですが…。

「逃げになってしまう?」

「今苦しいからそんな事考える?」

「本当はどうしたい?」

「そもそも始めから自分には荷が重すぎた」

「退くに退けないからやる」


体や心が弱ると、いつもこんな風にネガティブに考えてしまう自分がいました。



今回は特にそうです。


愚痴なんか言える立場じゃないとやってきました。


私は天使でも慈善家でも無く、一人の人間です。


汚い事を沢山考えています。


損得や、人にどう思われるかとか、計算じみた自分もいます。


自分で言うのも何ですが、昔から何でも器用にこなしてきました。


どうすれば、人が喜ぶかも知っています。


だから、このメールもたまに、カッコつけて（『』ではなく）文章を書いています。



「レポート12」でカッコ良く、報告を終わらそうと思う私もいました。



物語のように。


でもまた書いている。


本当は物語ではない事を私は知っています。



文章だと、いくらでも美しく、感動的にも表現できます。

五分くらいで読めます。


私が読み手なら、きっと物語のように、この報告を読んでしまうでしょう。



そのように書いて来たから。。



でも現実は物語とは違う。

先行きも見えない…



地べたを這いつくばって、子供達とも上手くいかず、泣かせてしまったり、無視されたり、体に傷つくってみたり、自傷的な事言ったりやったり。


大人達から白い目で見られている気がして凹んだり。


意味なんてとても見いだせない。


意味をみつけなきゃと焦る日が続いたり。


帰りたい、お腹減った、などと思う日があったり、子供達を頭の中で鬱陶しいと思ったり…。



お馴染みの弱い卑怯な私です。


でも今まで、そう言った部分は、ここでは小出しにしか出しませんでした。

スパイスに使用してみたりもしました。


『だってコミットしてなきゃならないんでしょ!?』


逆ギレしている私もいます。


今日も何度キレかかった事か。


本当は報告すら面倒くさい。


早く寝たいです。


『他の人なんぞ、知るかーっ！』


とも思ったりします。


これが

リアルな

『さぶ』です。


ですが、


私を支えている光の力も強いのです。



みんなの笑顔、温かい言葉、子供達の笑顔、広野町の皆さんとの繋がり、そして、この報告を読んでくれている顔も知らないアナタ。知っているアナタ。


一人だったら


今頃やめています。


多分。



『ものの見方』


デッサンをする時、色々な角度から物体を見ます。


見えない部分も想像して描きます。


見方によっては、同じものでも、全く表現が変わってきます。


「日替わりランチ」ではないけれど、


毎日違った想いがあります。


使命

責任

愛

分かち合い

自己満足

エゴ

喜び

etc…


毎日違う感情と向き合いながら、心の奥で感じている、みんなとの温かい繋がりを大切に、私は体を動かしています。


時には重い足も、軽やかな時の足も動かします。


…動かせるんです。


支離滅裂になりました。


読みづらいですよね?ごめんなさい。


とにかく、

何で今、私がこうしていられるのか。


それは、光を味わっているから。

みんなの温かい想いをシャワーのように浴びているからなんです。



みんなの想いは私のエネルギーです。

私の中の肯定的な想いも。もしかしたらドロドロなリアルさぶも。


それもエネルギーなんです。


今、ここでこの想いを出させてくれて、そんな気持ちにさせてくれて、読んでくれて、ありがとう。


この気持ちを踏まえ、新たな出発が出来そうです。


一人じゃない。

チームなんだ！

私にも仲間がいるんだ！
（たまに一人遊びもするけど）


そう思えた一日でした。



子供達や沢山の人達の愛が気づかせてくれます。



今日初めて会う、子供達から『メガネナントカオヤジ』と呼ばれていた誰かさんがいました。



普段スタイリッシュに、老賢人のようにも見える誰かさん。


遠くて近い存在。


でも


子供達からしたら


ただの「メガネのオヤジ」


おっかしかったな～！


大笑いした。


たまに作る私の変な微笑みではなく、腹から笑った。


よじれた。



新たな出会い

新たな感情

生意気な子供達、言葉使いなんか、もう最低で！乱暴で！



でも、それが私をハダカにしてくれる気がします。

楽な私。

疲れるけど楽しい。


具体的な報告はメガネのオヤジさんがするみたいです。


いや、して下さい。


私は寝ます。

もし、メガネの方がしなかった場合は…。


まあ


想像力豊かな皆さんに託します。


なんじゃこりゃグダグダ。


しーらない



『頑張る』

を使うのが、少し遠慮されている今日この頃ですが、私はこの言葉、嫌いじゃないです。


だから敢えて、使います。


やるときはやる！

食べて寝て、

明日からまた頑張るぞ！！

じゃなきゃ、やっていけない！


日はまた昇る


朝日が大好きだ！


読んでくれて

本当に！

ありがとう。


では

また！



‐熱血さぶ‐