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自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

84-83-73-69-55・・・・・11

2009-06-22 22:18:29 | ばばファンタジー
何の数字でしょう?


わかった人、アナタは察しがいい。

でも最後の数字「11」はさすがにわからないかもしれません。


本日朝より、一年ぶりの「ばばファンタジー~軽井沢珍道中編」が始まりました。

この数字は、全て参加者の年齢。
合計は、なんと、364歳。

そして最後の数字は、ボクの愛車の年齢です。
(よく頑張ってます)


朝10時出発。
母親のこの一言、でもこれが曲者。

いつだって、時間通りに出発できた試しがありません。
そこで、ボクは、9:40にお迎えに。

「あら、随分早いのねぇ」

それから、部屋を何度も何度も行ったりきたりしながら、玄関に来ては戻り、また玄関。

全身がリウマチで不自由とはいえ、さすがに83歳。
あわてることなくゆっくりと〔本人はかなり急いでいるようでしたが〕準備をします。

きのうまで猛スピードで仕事をしていたボクにとって、このテンポは急ブレーキと一緒。
テンポをあわせるまでかなりイライラするんです。


結局なんとか10分過ぎには出発。

他のばばたちと合流して、高速に乗れたのが、11:10

この段階で、ボクはかなりへばっています。


でも、全員が車にそろったとたんに、ばばたちは(いつもどおり)自分勝手に機関銃のようにしゃべり始めるのです。

毎日酒びたりの正男ちゃんが、転んで鼻をすりむき真っ赤になっているとのこと。
ばばー1のせっちゃん〔今回初登場〕のだんなですが、
「こないだまで、転んで目の周りにくま作ってたのよ、まったく!パンダが今度はコアラみたいなの、いやんなっちゃうわぁ・・・ケタケタケタ」

「あら、どおりで鼻が半分に切れてたわよぉ・・・・ケタケタケタ」

「自転車のハンドルはなせばいいのに、握ったまま前倒しなのよ。顔から突っ込んだのよ・・・・それで脳震盪起こして倒れてたところを助けてもらったのよ」


ソレハタダゴトデハナイデショ、せっちゃん!!

「しょっちゅうだから、どうしようもないわよねぇ・・・ケタケタケタ」


「あたしもさぁ」と八重ちゃん。

「最近上の階に引っ越してきたおばちゃんがさ、1人もんみたいなんだけどさ、テキヤ・・・っていうの?そういう元締めやってただんなが死んだらしくってさ、その関係の人が、部屋の扉をどんどんたたいて『金かせー』って、男が叫ぶのよ・・・

そのおばちゃんも、居留守使ってるんだけど、『ばばぁ出て来い!居留守使ってんだろー、このくそばばぁ!!!』なんてスゴイのよ。


そんでね、こないだ、ドーンて音がしたもんだからさぁ、何かと思って、見に行ったら、2階の階段のところでそのおばちゃんがひっくり返ってるのよ。血ぃ流してさ。びっくりしたんだけど、よくみたら酔っ払ってたから、何だ、と思って戻ろうとしたら、
『黙って帰んのかよ、このくそばばぁ、人でなしぃ』って言われて、どっちがばばぁだって言ってやったのよ。」

救急車呼んでやったのに、そのばばぁ『お前に突き落とされたって言ってやるぞ!』って言うからご勝手にぃって言ってやったのよ。

そしたら、そのばばぁ、救急車の人にほんとに言いやがって、そしたらあっという間にパトカーが来て、ほらドラマでやってるみたいにテープが張られちゃって・・・」

ドコマデホントナノヤエチャン

ソレニシテモ、ナンダカスゴイトコロニスンデイルンダ、ヤエチャンハ・・・・。


そのうち、話が長いもんだから、他のばばたちは自分勝手にしゃべり始めて、車の中は、話の立体交差。

いろんなところから、いろんな話が飛び交ってきて、ボクの頭は?????。

そうそうこの感覚、これぞばばファンタジー。

次第に、このテンポに慣れていくのです。

動きはものすごくスローなんですが、どうやら話のスピードはかなりのものです。



笑いっぱなしの2時間半は、あっという間でした。

旧軽井沢に近づくと、誰からともなく「ソフトクリーム食べよ」の合唱。

「あたしゃ、あんまりやわかいのは嫌なんだよね」

「バニラにしようか」

「ほらあのコーヒーやさんのがいいんじゃない?」

「こないだ天然氷食べたよね」

「あたしゃサクサクしたのが好き、ロッテのさ、あれみたいなの」

「それじゃあんた、ロッテのでいいじゃない」

「何で軽井沢まで来てロッテ食べなきゃなんないのよ」

ボクハクチヲハサムスキガナイ

結局ご一行様はミカドコーヒーで、モカソフトをお召し上がりになりました。

もう今日はこれぐらいにしておきます。

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