自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

ギネスに登録?巨大合同切り絵まんだら

2012-04-23 07:07:28 | 被災地へのアートセラピーによる支援
午前7時、上野発のスーパーひたちに乗り込んでいわき市に行ってまいりました。


いわき市に到着すると、改札口でKGYさん(切り絵の先生)が出迎えてくれました。


「チバチバ!」と言う声に振り向いてみると、ASMさんの3歳になるRYUクンもボクたちを出迎えてくれています。

なんともうれしい再会です。


さぶと、いわき市の仮設や借り上げ住宅に避難している広野町のみなさんが待つ「四倉仮設住宅集会所」へ。

満開の山桜やソメイヨシノを見ていると、ちょうど一年前の母畑温泉を思い出します。


満開の桜を見ながら、ありえないことが起きたことに心の整理ができないままがむしゃらに行き来した、あの道が脳裏によみがえります。


四倉の集会所前には、幕に隠された巨大な切り絵が準備万端整っていました。


11時にセレモニーがスタート。

切り絵に参加してくださった広野町の方々や、町役場の方々、福島民報など、たくさんの人が集まり、花冷えのいわき市を温めてくれていました。


そして、いよいよ序幕式。



圧巻です。



そこに現れた巨大切り絵は、薄曇りの仮設住宅全体を、まるで墨絵の世界にしてしまうかのようでした。



しばし、みな言葉にすることのできない感動の沈黙。



自然に涙があふれてきました。


それぞれが、広野の四季を表した世界に魅入っています。


広野の花である百合の花、町の鳥メジロ、二つ沼公園の風車、大滝、名物の花火、和太鼓などなど

さらに、♪汽車♪に歌われている、「今は山中 今は浜、今は鉄橋渡るぞと 思う間も無くトンネルの闇を通って広野原(ひろのはら)」


原画を広野町のKWSさんが描き、さぶが見事にそれを構成し、352ピースの集まりとしての巨大切り絵が誕生したのです。


そこに集う広野町の方々に、この切り絵のタイトルを考えていただきました。




一同の賛成を得たタイトルが、


「広野町の四季~春を告げる町~」


福島に、東北に、そして日本全体に春を告げる広野町の皆さんの思いがこもったこの切り絵。


いわき市駅前ラトブといわき市美術館での展示が予定されています。


機会がある方は是非、直にこの切り絵を見ていただきたい。


力を入れずに、気楽に一歩踏み出す勇気を与えてくれるはずです。


ところで、誰かが「ギネスに登録できるんじゃないの?」と言っていましたが・・・・


やってみるかなぁ。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿